悪役令嬢本人がバッドエンドに向かわないように頑張るという話ではなく、お兄ちゃんが妹のために頑張る話です。
夕日のシーンがとても感動的でした!
それと、幼い子に対するカインの接し方が素晴らしすぎました!
ここからは悪役令嬢の兄に転生しました1巻のあらすじや結末のネタバレを含む感想です
この子はまだ何もしていない、優しい良い子に育てる時間はある、まだ間に合うってことで、妹を守る事を決意。
何もかもがこれからの事で、今なら間に合うことばかり。
しかし、どこで何がきっかけでルートに入るか分からない状態。
カインは、イルに壁ドンしているシーンがあるんですけども。
転生者なのでカインが自分の顔の威力を知っていて、利用しましたw
別にナルシストってわけじゃなく、乙女ゲームの攻略対象だから顔が良いのは当たり前という認識で。
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カインは、妹を甘やかすだけじゃなく、貴族について妹に言い聞かせているシーンがあります。
意外!w
そしてお母さんである公爵夫人も、公平な人でした。
カインの場合は前世の記憶があるので、理想的な貴族の考え方が出来るのは分かるんですが、公爵夫人も貴族だからって箱入り娘でワガママってわけじゃないところにビックリしましたし、感動!!
子供たちの名前を1度しか会ってないのに間違えずに呼べるというすごい技を持ってるカインですが・・・
前世のゲーム実況の時に、名前を間違えるとコメント欄があれるから鍛えられた力だそうでww
ちょこちょこ前世の様子が出てくるのが良いですね~。
カインのお父さんが、イルを雇うことをイルに伝えるシーンがあるんですけども。
かっこいい!
イルは、カインの様子やカインのお父さんの様子を見て、だんだんと主への忠誠心みたいなものが育っていってる感じがいいし、そう思わせるカインとカインのお父さんの気高さがかっこいいんですよ!
1巻の中で一番の名シーンは、夕日を3人で見ているところです。
イルの髪は夕焼け空と一緒だとディアーナが言い、瞳は沈む夕日みたいにキレイだとカインが言います。
次にカインがディアーナの髪を昼のお日様みたいだと言い、ディアーナがカインの瞳を昼の空みたいだと言います。
夕日を背中にしたイルのコマ!
イルのこの時の表情、めちゃくちゃすごい!!
モノローグも感動的です!
染みますね~。
刺繍の会に参加するために、カインが頑張ることになりまして。
いきなり図案の刺繍に取り掛かるんじゃなく、急がば回れで、教本を見て基本から取り組んでいます。
すごすぎる!w
そしてかっこいい!
きっちりと仕上げ、刺繍の会への参加が許されました。
かっこ良かったカインなんですが、ディアーナに、お嫁さんになってあげると言われ、顔が溶けちゃいまして。
お母さんに、顔を整えなさいって注意されてますよw
王太子がディアーナを突き飛ばし、キレたカインが魔法を発動。
お母さんが止めに入り、事なきを得ました。
カインの女性に対する言葉がすごくて。
その場には、たくさんの女性がいたので、たぶんみんなカインに心を持っていかれたんじゃないでしょうかww
女の子が、いかに繊細なのか。
敬って大切にしなければいけない、儚い存在、など。
悪役令嬢の兄に転生しました1巻の感想や結末のネタバレが続きます
帰りの馬車では、お母さんが改めてカインを叱ってまして。
行きの馬車で、顔が溶けたことについて注意していた時とは、空気が違います。
カインはすっかり意気消沈。
お父さんがカインを抱っこして、話しているシーンも良いんですよ。
おとなしくお父さんに抱き上げられてしょんぼりしているカインがかわいい!
それにしても、このお父さんとお母さんは、素晴らしすぎるお父さんとお母さんですね~。
その後、仲直りの場を用意するという王妃の手紙が届きます。
王妃の興味はディアーナではなくカインに向いているっていう、気になるモノローグで1巻終わり。
2巻に続きます。