違国日記3巻の感想

切なかったです。

そして、なんなんだこの人はー!(怒)と思ったり。

いろいろ考えさせられました。

その一方で、ほのぼのシーンもありまして。

好きなセリフが「大型犬にモフられてるとでも思ってくれ」ですww

あと、ご飯が美味しそうでしたww

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ここからは違国日記最新刊のあらすじや結末のネタバレを含む感想です

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えみりのお母さんが叔母さんに来てもらったらって言うんですよね~・・・。

おばさんがかわりに言ってあげるからって。

理由は、こんな時に1人なんておかしいから。

全然おかしくありませんけどー!?

「こんな時」って、たかだか高校の入学式ですよ?

卒業式の時の騒動は、えみりのお母さんのそういう考え方から起こったものでしょうよ!

これが幼稚園の入園式だとしたら分かりますけどね。

保護者の付き添いもなく幼児が1人でおかしいってことならば。

しかし、朝は高校生。

そして親がいなくなった事情をえみりのお母さんは知ってるくせに。

こんな時に1人なんておかしいとよく言えたものだな、と。

親がいなくなったことを強烈に思い出させる言葉ですよ。

むしろ、周りの同級生たちが「こんな時に1人なんておかしい」と朝に言っていて、それに対してえみりのお母さんが「別に何もおかしくはない。保護者が入学式を見てようと見てなかろうと、これからの高校生活において何の影響もない。」的なことを言って諭す方だと思うんですけど・

えみりのお母さん・・・

おばさんがかわりに言ってあげるからってセリフが、さらにこわ~い。

親切心のかたまりで発してるように感じるんですけど!?

ほんとにこわ~いww

朝は、叔母さんは親じゃないからと言って断ります。

立派!

非凡に思われたくて、親がいないことや一緒に暮らしている叔母さんが小説家であることをしゃべり、直後に愚かなことをしたと気づくシーンがありまして。

読みながら、胸が締め付けられましたw

えみりを家に呼んだことは、槙生に事後報告。

手土産をめんどくさいと言う槙生。

えみりはポカーンww

お母さんが納得しないとえみりは言います。

でも槙生はめんどくさいという理由で、そういうお付き合いが苦手だから、としっかり断ります。

槙生のこういう部分、私は好きですww

えみりは、やっぱりえみりのお母さんの子供なんだな~、あのお母さんに育てられた子なんだな~と思う会話がこの後にもあります。

無条件で助けてくれる存在を朝はなくした、とえみりが言うんです。

なくしたものを、もう無いんだね~と人に指摘されるのってつらすぎませんか!?

改めて気付かされるわけですよ。

ああ、私はなくしたんだ、と。

だからえみりは自分が朝にとって無条件で助ける存在になろうと思ってるみたいですが。

もう親がいないから終わったな、みたいな言い方しやがって~。

えみりとえみりのお母さんは、そういうような考え方をする人なわけですが、その考え方だと生きるのが苦しそうだな~と思いました。

1人はおかしいとか、手土産とか、なくしたとか。

一般的にはこうだから~みたいなのに、がんじがらめで生きてる気がしたので。

・・・えみり親子のセリフに、いろいろ思わされてしまいました(苦笑)

朝を見て、槙生は高校時代に感じた孤独を思い出します。

槙生のモノローグが印象的。

「孤独はそれぞれかたちが違っていて」

「わたしだけが と わたしたちの 多分 誰もが思っていた」

ここのページで、しばらく手を止めてました。

私も、自分の中の、あの頃に感じた気持ちとかを思い出してましたw

槙生が朝の隣に座り、ヘッドロック・・・じゃなくてw

肩を抱き寄せます。

朝が感じているお母さんがいない寂しさ。

槙生が感じている人がいることの息苦しさ。

槙生は、別の人間だから理解できないとしながらも、歩み寄ることを提案。

朝のモノローグ。

「彼女はわたしのさみしさを受け入れてくれたが 理解はしなかった」

「わたしを愛していなかったが 好ましく思っていると彼女は言った」

「わたしを家に引き入れたのに ひとりでいたがった」

「ちがう人間だった」

小説のようですね。

切なさと温かさを同時に感じたモノローグでした~。

笠町も加わって、ご飯のシーンがあるんですけども。

違国日記最新刊の感想や結末のネタバレが続きます

漫画に出てくるご飯は、美味しそうで。

カキフライに、蒸したキャベツとにんじんが添えられていて。

かぼちゃの素揚げ、タルタルソース。

わかめのみそしる。

湯気が立ってて熱々そうなのがまたいい!

カキフライ、美味しそうです~。

ウスターソースすらも、美味しそうに見えてしまいましたww

笠町が槙生を抱き寄せます。

「大型犬にモフられてるとでも思ってくれ」と言って。

槙生は笠町にもたれてます。

ここで、泣いている朝の肩を抱いた理由が判明。

槙生は、笠町のスタイルをマネしたんですね~。

寄り添っている2人ですが、朝が好きなバンドがテレビに出たら、朝を呼びます。

3人でソファーに座り、仲良くテレビ鑑賞。

「幸せな夜だったように思う」というモノローグで3巻終わり。

あったかいシーンで終わってくれて良かった~ww

>>違国日記4巻16話の感想

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