泣きました~。
ここのところ、泣くような漫画を読んでいませんでした。
だから、読みながら思うままに涙を流してやりました、こらえずに。
目がショボショボしたし、赤くもなりました。
は~スッキリ。
泣くと、こんなにスッキリするなんて。
忘れていた爽快感ですwww
ここからはおはよう、いばら姫 全6巻のネタバレを含む感想です
最後のシーンで、哲のお母さんの指が動いた!?目が覚めたってこと!?と思わせたまま、終わっていきました。
その前のページだと3人共、目を閉じてます。
指が痙攣したとかで動いただけ?
目を開けたところを描いといてくれりゃーいいのにww
あいまいなのがいいのかな。
私は、バシッと描いといてもらいたいタイプですw
1巻を読んでる時は、まさかこんなストーリーだなんて思ってませんでした。
もちろん、恋愛要素もあります。
だけど、それだけじゃありません。
人間くささ?みたいなものも描かれています。
臆病だとか、会話をしっかりすれば分かり合えるのに距離を取ってしまって疎遠になってしまうとか。
友情もあり、家族愛あり。
ちなみに、モップとそっくりな犬が出てきます。
かわいいww
千尋との友情が泣けました。
幽霊が見えることを哲に打ち明けたシーン。
オカルトの話題でからかってきたことが一度も無い千尋が、そういうことを言ったってことは何か理由があるはずって哲が言います。
まだ千尋が理由とかを説明する前に、哲がそうやってきちんと受け止めてるわけです。
千尋を、頭っから信頼している。
哲にまず感動。
その後、哲は千尋に屋敷で働いている理由とか部活を辞めた理由とか、全然説明しません。
千尋は、理由を聞けなくてもいいって言うんです。
ここで千尋に感動。
哲が良い人間って分かりきってるから、例え、ぱっと見は悪いことをしていたとしても、その理由に悪意があるはずがない。
だから、わざわざ理由を知る必要もない。
「何も聞かずに俺のこと・・・っ 助けてくれないか」と哲が言えば
「・・・お安い御用だよ バーカ」と返す千尋。
これが、泣かずにいられましょうか!?
千尋と哲の関係は、うらやましい!
なのに、哲がぽろっと千尋のことを友達って言っただけで、千尋はベッドから落ちてしまいます。
哲に、友達だと認識されてるのを初めて知ったみたいですww
いやいやいや。あんだけカッコイイやり取りしといて!?
あと、千尋は絵がヘタです。
ハルさんたちの絵を描くんですが、私も小学生の時こういう絵描いてたわ~って思っちゃいましたw
哲もすかさずツッコミます。
「肩幅」「肩幅あああ」ってwww
この哲と千尋の友情シーンは4巻に収録されてます。
泣けるシーン有り、肩幅に笑えるシーン有り。
特に私のお気に入りは、ケーキの絵についての哲のツッコミです。
「ザッハトルテなめんな」
www
泣けるシーンのもう1つは、5巻の最後のあたり。
志津のお父さんの話です。
悲しい思いをして傷付くけど、守ってくれる人はいないんだから、心を保つために強くならざるを得ない。
子供が生きていくには、大人に従うしかない、切なさ。
志津(自分の子供)への愛情の持ち方を知らないんだろうな、分からないんだろうなって思って、泣けました。
ただ、そのままの自分を好きになってくれた早苗は、心底大切で。
信頼の仕方や愛し方というのは、誰かが身をもって教えてくれないと、分からないものかもしれないって読みながら思いました。
おはよう、いばら姫 全6巻の感想とネタバレはここまで
こんなふうに、精神的に成長していく様子が描かれている漫画って面白いことに気付きましたw
最近、読み漁ってた少女漫画は、恋愛だけって感じだったので。
物足りない。
読んでても、心がヒマになってくる。
ライバルが出てきて、嫉妬やら疑いの目やらで関係が悪くなっていくものの、それがスパイスとなり、より一層強くなる2人の絆、みたいな。
そういう展開だらけで、感動的なセリフとかもなくて、慣れちゃって、面白さを感じられなくなってました。
今まで手を伸ばしてなかったジャンルに行ったほうがいいのかも。
少年漫画とか、あるいは児童漫画とか。
児童漫画は、ないかwww
そう思っていましたけど、やっぱり私は少女漫画ラブです!
「おはよう、少女漫画」です。目覚めました!!
『おはよう、いばら姫』よ、ありがとう。そして、おはよう。