椿町ロンリープラネットに載ってた番外編を読んでから、ひるなかの流星の本編を読むことになりまして。
後日談を読んで幸せなその後を知った上で、三角関係のあれこれを読んでいく。
こんな漫画の読み方、したことありません。
これにより、普通に読んでいくよりも脳の働き方が違うことを体験しましたw
ここからはひるなかの流星 全12巻のネタバレを含む感想です
椿町ロンリープラネットに載ってた番外編の方では、馬村はすずめを「すー」って読んでいたのですけれど、この本編を読んでいくと、馬村の良い人っぷりに泣けるというか。
少女漫画では、馬村の立ち位置は、最終的に主人公にフラレてしまうんだと思います。
ひるなかの流星の第1話を読んだ時点では、獅子尾と結ばれるのが少女漫画の王道ストーリーのはず!
だって獅子尾は、年上という大人のかっこよさ持ってますし、学校の先生っていうことで簡単には上手くいかない美味しい設定ですし。
そしてなにより、タイトルを口にしたのですから。
それは5巻でのこと。
すずめに対して「きっと君は俺にとっての昼中の流星なんだ」って言いました。
主人公の相手だからこそ、許されるセリフではないでしょうか!?
ところが、馬村が選ばれるのであります。
馬村は、少女漫画的には、敗れ去ることが決まっている人物のように思えます。
まず、すずめとは同級生であり、獅子尾よりもすずめとの恋愛が簡単に進みそうな感じ。
それから、獅子尾への気持ちを知っていて、獅子尾の気持ちもうっすら分かっていて、でも意地悪なことをしたりしない。
すずめの気持ちを大事にする人の良さを持っている。
良い人は、少女漫画でフラれるって相場が決まってますので。
そんでもって、決定的なシーンが12巻。
すずめが獅子尾に会いに行くために、背中を押すのであります。
王道の少女漫画だったとしたら、すずめは獅子尾と会い、正直な気持ちを打ち明けられて、誤解がとけ、ハッピーエンドです。
馬村自身も、そのつもりで取った行動だったはず。
ですが、すずめは獅子尾を振って、馬村のところに帰ってきましたー!!
大どんでん返し~。
まさかまさかの、良い人が報われるという展開に!!
主人公が好きだからこそ、主人公の気持ちを尊重して、相手の元に送り出す。
主人公と恋人になれた甘い時間を、自ら手放す。
それが、それが馬村に与えられた少女漫画の役割では無かったのか!?
馬村は、馬村は、幸せになれたんだー!!
わー!!!(走り回りたい気持ち)
12巻のあとがきに「ラストを変えるほど私の連載ペースに余裕などないです」と書かれてあります。
最終回の直前にTwitterで人気投票を実施したとのこと。
それが、ひるなかの流星の結末に影響を与えたんじゃないかって思った人がいたんでしょう。
馬村は、最初っからすずめと結ばれることが決まっていた、と。
獅子尾・・・www
ひるなかの流星 全12巻の感想とネタバレはここまで
ひるなかの流星は、正確には13巻あるというか。
番外編で1冊出ておりまして。
ここに書いてしまおうかと思いましたが、分けました。
椿町ロンリープラネットに載ってた番外編を読んでから、ひるなかの流星全12巻を読んだって言ったのは、実は間違い。
ひるなかの流星の番外編の1冊をパラパラっと先に読んでしまっていたのでした~。
・・・虚偽の記載について、お詫び申し上げます。
だったら、該当箇所を書き直せばいいだろって話ですが。
というか、大してどうとも思わないって感じですよねwww