『取り急ぎ、同棲しませんか?』のストーリーも絵も可愛いかったので、同じ作者つながりということで読んでみました。
短編集です。
5つの話が収録されています。
『KとKの未婚関係』の他に『妄想エロチカ』『王様にキスを。』『私の不詳の弟』『つめえりの秘め事』があります。
ここからはKとKの未婚関係のネタバレを含む感想です
『KとKの未婚関係』
あとがきに裏話が書いてあります。
「取材を兼ねて連れて行ってもらった創作フレンチの店の服がかっこよくて参考にした」とのことw
彼氏に結婚を迫られるけど、まだ結婚したくない主人公。
だけど彼氏がニューヨークに行ってしまうと思ったら、結婚するから一緒にいてって言います。
イニシアチブを取っているようで、取られているっていう話しを描きたかったから作られた話だと、あとがきに書かれてあるのですが、なるほどww
『妄想エロチカ』
こっちを表題作にしようと悩んでいたけど、タイトルに使っているワード的にアレだから、次点となったそうですww
だけど、中村ユキチさんとしては、タイトルがお気に入りなんですって。
ひなこは、ひそかに萌えていました。
勝手に頭の中で繰り広げる、梶とのめくるめく甘い日々に対してですw
それを書き留めノートを紛失。
梶に拾われてしまって、いろいろ揺さぶられます。
結局は、ハッピーエンド♪
『王様にキスを。』
歩子は、棋士である桂木七段の孫。
桂木七段の弟子の大河が好きです。
大河は25歳で、歩子は17歳。
だから大河から子供扱いされます。
結局は、これもハッピーエンド♪
歩子は将棋が全然なので、将棋に関する難しいことは出てきませんww
『私の不詳の弟』
千春は、弟がいて、子供の頃に、その弟とキスしたことがあります。
一人暮らしをしていた千春のところへ弟が転がり込みます。
千春が、髪を触ると赤くなる弟。
千春には恋人がいます。
恋人とは別れたのか?弟とはどうなったのか?
はっきりと描かれていませんが、最後、弟の肩に手を回して笑顔で写真を撮ってるシーンで終わり。
中村ユキチさんは、こういうストーリーを描くのが好きなんだそうです。
弟のキャラが好きって書いてます。
『つめえりの秘め事』
ここに収録されてる中で、一番古いのがこれだそうで。
気になって、何年のものなのか探ると、2014年でした。
そこまで前のものじゃないからか、絵もあんまり変わりないです。
かほは、佐々川のつめえりに見とれています。
事あるごとに出て来る、つめえり。
とことん、つめえり。
つめえりの魅力が全然分からない私は、若干、置いて行かれましたww
KとKの未婚関係の感想とネタバレはここまで
『つめえりの秘め事』がここに収録されてる中で、一番古いとあとがきに書いてあります。
気になって、何年のものなのか探ると、2014年でした。
他の漫画だと、「ページの関係で、古いのが収録されることになって、今見ると恥ずかしい」って作者の方が言ってるのもありますけど。
そういうのって、10年以上前だし、今と絵がまるっきり違ってて、ビックリすることも多いですw
『つめえりの秘め事』は、そこまで前のものじゃないからか、絵もあんまり変わりないです。
この1冊は、全体的にさらさらっと読めました。
ぶっちゃけた話、印象的なセリフとか、ひっかかったシーンは特に無かったので、感想を書くのに困りました(汗)