何をもってして、ハッピーエンドなのか?
2巻を読み終えてから、そんなことを考えていましたが。
結末が描かれている、この3巻を読みまして。
あっけなかったな~、みたいな。
ここからはおはよう、うそつき。最新刊のネタバレを含む感想です
アカネが凜太郎に迫ったのは、それなりの覚悟があったからだったし、それだけじゃなくて、家族の応援もあったのでした。
治療して一日でも長くって言われたのに、アカネはやりたいことがあるからって病院を出ることにしたのです。
普通だったら、アカネを止めるでしょう。
アカネのお父さんとお母さんは、そうはしませんでした。
アカネが髪型を変え、やりたいことをやるために病院をあとにします。
アカネの両親は「よく似合ってるわ 行ってらっしゃい」と送り出したのです。
このシーンは、ちょっと感動しました。
アカネは、凜太郎のもとから去ります。
病院に戻ったのです。
アカネのお母さんは、アカネの身体を心配しつつ、戻ってきたのが早かったことを気にします。
アカネが「もういいの」と言うと、お母さんは「恋愛も難しいわね」って。
お母さんは、アカネの気持ちを知った上で、やりたいことをやれるように送り出したんだな~と思うと、泣けます!
アカネは、もういいのって言ったけれど、本当は凜太郎に会いたくてたまらない。
でも、会えない。
なぜ生きてるのか分からなくなって暴れます。
夜、凜太郎がアカネに会いに来ました。
アカネは凜太郎に会えて、喜びます。
だけど、自分がこれからどんどんやせ細っていく姿を見せたくないと言って泣きます。
凜太郎はアカネを抱きしめ、病院のベッドの上で、そういうことに・・・。
それ以降、2人は頻繁に会うようになります。
ところが、凜太郎の就職活動のために、1週間会うのを控えることにしました。
凜太郎が1週間ぶりに会いに行くと、アカネはかなり弱っていました。
次のページでは、煙突から煙が。
家で、凜太郎は、アカネからのメッセージを見つけます。
椅子の裏とか、引き出しとか、ありとあらゆるところに。
2本の歯ブラシが置いてある棚の奥には「アイシテル」と記されてありました。
泣き崩れる凜太郎。
洗面台に膝をついたところ、「笑って」の文字が目に入ります。
アカネを思い出し、凜太郎は立ち上がりました。
最後、入社式という看板があって、歩く凜太郎の後ろ姿が。
この想いが届きますように・・・というモノローグで終わり。
おはよう、うそつき。最新刊の感想とネタバレはここまで
2巻の感想を書いた時に、結末をあれこれ予想しました。
どのようなハッピーエンドが待っているのだろうか、と。
何パターンか挙げてみたんですけど。
どれも違ったというか。
物語は、そのままストレートに進んでいきましたww
アカネが一気に弱って、さっさと凜太郎が黒ネクタイと黒スーツ姿になっちゃいました。
あっさりとアカネがいなくなってしまったので、ちょっとビックリ。
そこをしっかり描かれたとしても、戸惑いますけどw
凜太郎が残されて、物語は完結した、と。
最後のページの2人が笑ってるから、ハッピーエンドということだと思います。