何回も読み返しています!
甘々なところはニヤニヤするし、誠実なところは感動するし。
フレデリカとフォルカーは最高です!!
ここからは昨今のシンデレラは靴を落とさない。1巻の感想のあらすじや結末のネタバレを含む感想です
最初に読んだ時は、『昨今のシンデレラは靴を落とさない』というタイトルから、靴じゃない落とし物に注目して、愉快な気持ちになっていましたw
やっぱり初見というのは、漫画の世界観やらストーリーを理解したり、登場人物を把握するのに忙しいですから。
ところが、2回目、3回目になってくると、「このシーンいいな~」とか、「この時は本当はこういう事情だったのに、こんな言動をしてるんだな~」とか、注目するところが変わってきます。
読み返すたびに、新たな発見があります。
何回も読み返してるんですけど、初見では「ふむふむ」くらいで済んでいたシーンが、今は感動せずには読めなくてw
どこかというと、2話です。
昨今のシンデレラの落とし物を、どうしたものかとフォルカーが頭を抱えます。
結果、自分が恥ずかしいとかいうよりも、フレデリカの気持ちを最優先に考え、届けに行くことにするんですよ。
フォルカーの誠実さに、ぐっとくるシーン。
ただ、こんなもんじゃないんです!
フォルカーを見たフレデリカが、そのフォルカーの誠実さを一瞬で察知するんですよ。
フォルカーが非難されるのを覚悟で、フレデリカのために、返しに来てくれたことを。
フォルカーの立場で考えると、こういうのを分かってくれるって、フレデリカこそ誠実というか。
非難を覚悟でフォルカーは、ここへやって来ました。
フォルカーは、自分の心を守るよりも、フレデリカの不安を解消する事を選んだわけです(感動)
そしてここから、今度はフォルカーの心を、フレデリカが守るんですよ!
これでもかってくらい目一杯はしゃぎ、フォルカーが返しに来てくれて助かった、ものすごく嬉しい、と全力で示します。
疑いの余地が入る隙間が一切無いほどに。
これにより、フォルカーはほっとします。
フォルカーが帰った後、フレデリカは自分のはしゃぎっぷりを思い出し赤面。
恥ずかしくなる事が分かっていながらも、フレデリカは自分がいたたまれなくなるよりも、フォルカーの心を守る方を選んだんですよ!
普通だったらフォルカーも、落とし物を拾わなかった事にだって出来ました。
フレデリカがどんな反応をするか分からず、こわいですからね。
フレデリカだって、別にフォルカーが苦しい思いをしていようが、恥ずかしい行動を取ってフォルカーを守らなくても、誰にも責められません。
それなのにフォルカーもフレデリカも、自分の心より、相手の心を守る事を選んだ。
これは、感動します。
今もこうやって書いていて、私、泣きそうになってます!
いや、嘘です。泣きそうじゃなくて、泣いてます!!
自分がみじめになったり、情けなかったり、恥をかく事になっても、そんなのはいくらでも我慢して、とにかく相手の心を守るんだ、と思える・・・
ものすごく尊い。
初見では、巻末の『電子特装版 特別小冊子』の甘々な部分を大いに語りたいと思っていたんですけどもw
あまりにも心を打たれてしまったので。
昨今のシンデレラは靴を落とさない。1巻の感想が続きます
原作者の小山内慧夢さんは、めちゃくちゃ良い人に違いない!
こんな優しさあふれる素敵なシーンを見せられたらね~。
胸がいっぱいですよ。
いざそういう場面に出くわしたら、私は・・・
そりゃフレデリカやフォルカーみたいに、そういう側の人間になりたいですけども。
その思いはあっても、いざとなったらやっぱり、自分の心を守る方にいってしまうんだろうな・・・
は~(ため息w)
何回もフレデリカとフォルカーのシーンを読んで、素晴らしい人の考え方を自分に染み込ませたいと思います!
そして私も、そっち側の人間になる!!
2巻に続きます。