ストーリーのすごさに震えますw
つくづく思いますけど、この展開、素晴らしいですね。
失恋してないハズなのに、失恋しちゃってます。
まさにタイトルの通り、失恋未遂!
ここからは失恋未遂最新刊のあらすじや結末のネタバレを含む感想です
10巻の表紙が切ない!
背中合わせの2人。
両想いなのに、片想い。
少女漫画なんですからハッピーエンドになることは分かってるんです。
分かってるのに、10巻は読んでて胸が締め付けられました。
こんな片想いの切ない気持ちを味わえるなんて、すごい漫画だな~と心底思います。
だって、もう1度言いますけど、ハッピーエンドになるのが分かってるんですよ!?
9巻を読んでる時も、そう思ってたんですけどww
10巻は、それこそ失恋未遂。
すでに2人は両想い。
何条は小宮が好きだとしっかり自覚しています。
そして、小宮も南條が好きだと自覚しています。
なのに失恋している状況なのです。
9巻は片想いの苦しさでしたけども、10巻は失恋の苦しさ。
失恋したけど、好きな気持ちが大きくあって。
何が苦しいかって、高嶺の花はどっちなの!?ということ。
王子と呼ばれる南條が高嶺の花のはず。
しかし、その南條にとっては、小宮が高嶺の花。
サラと小宮が恋の話で盛り上がるんですけども。
小宮から美人だと言われたサラは、「いい男だって こっちから行かないとすぐもってかれちゃう」と言います。
サラが、南條と付き合ってるとウソをつく展開になりそうな場面。
しかし、小宮にウソはつきませんでした。
喝は入れても応援も協力もしない、なぜなら「自分で言うのもなんだけど 性格が悪いの」と言うんですが。
喝を入れることが、ものすごい応援と協力になってると思いますww
だって、南條と小宮がうまくいくのに必要なのは、小宮の勇気だけですから。
王子様の胸に飛び込んでいく勇気さえ持てれば、すぐにでも・・・(ニヤニヤ)
この後、南條視点になりまして。
読んでて、泣きそうなんですけどー。
4巻のシーンが出てきます。
そういえば4巻を初めて読んだ時、なんで小宮が痩せたのかな?と不思議だったんですが、南條とこういうことがあったからか~w
訳が分かってスッキリ。
4巻のこのシーンの続きで、南條が小宮に呼ばれていった後の様子が10巻に描かれてるのが、面白い!
「男はみんなアホ」の後に、南條は、自分が先頭集団にいるって話てたんですね~。
「先頭集団にいる」のセリフ。
めちゃくちゃ切ない(涙)
自分で自分に皮肉を言ってるんですから。
南條は、小宮にベルトを返します。
小宮のものをそばに置いておきたかったというモノローグ。
それ、切ないから~(涙)
でも、小宮に返したわけです。
「彼女が望まないなら これですべて元の関係に戻ろう」
だから!そのモノローグ、胸が苦しくなるからー(涙)
時系列的に、カナと羽島がうまくいきまして。
南條と羽島が屋上でひと休み。
南條は、羽島にクレームw
何条がキスをすれば女性は落ちるっていう件について。
小宮にキスしたのに落ちなかったという意味でしょう。
いや、落ちてますけど!?
www
小宮は、落ちましたよ?ww
南條のこと好きですよ?w
だから羽島はウソを言ってません。
正確には、キスする前にすでに落ちてましたがww
倒れた小宮をお姫様抱っこで運ぶシーン。
心配で駆け寄る古賀に「触るな」と怒る南條。
これはもう、小宮を好きだと言ってるようなもの。
目撃者の古賀よ、この後、いい仕事するんでしょうね!?
南條と小宮がうまくいくような立ち回りを。
www
ここまで読んで、お腹いっぱいなくらい失恋の苦しさを感じていたのですが。
最大級のものを投下されてしまいます。
小宮が南條に言います。
「全部 なかった事にしてください」
今後はそういう事がないようにするから、仕事のよきぱーとなーとしてよろしくお願いします、と。
小宮のセリフは、全然大丈夫です。
読者的にも、「両想いなのに、いったん拒むやつね~、突き放すやつね~」って感じで。
問題は、部屋を出た後の南條のリアクション。
ドアを静かに閉めて。
前髪で目が隠れた横顔のコマがあって。
握りしめてこぶしを作った手を勢いよく振り上げます。
振り下ろすのか!?
ピタっと手を止めて、壁を背にしてもたれかかります。
次のページ。
目を閉じる南條。
「小宮さん 僕は あなたが好きです」
という独り言。
胸が苦しいー(泣)
コンビニの男性店員。
この人も、南條に失恋したわけですけども。
小宮に対して、女性でうらやましいって言います。
それだけで彼の恋愛対象に入ることができるって。
「いいなぁ・・・」のつぶやき。
切ないからー!(涙)
同性とか、美人とか、一般人とか、どこに属していようと関係なく。
好きな人の恋愛対象に自分が入っていない、入れそうもないって分かった時の苦しさ。
うわ~ん(泣)
失恋未遂最新刊の感想や結末のネタバレが続きます
この男性店員の、ちょっと薄く笑ってる表情が、たまりません。
傷つきまくって、泣きまくって、嘆きまくって、落ち着いた後みたいな。
まゆげが下がって、優しい雰囲気になってるのがまた泣けます。
嫉妬とか恨みとかそういうのがまったくなくて。
ただあきらめて、力なく微笑む感じ。
ここまで読み進めて、失恋の苦しさを存分に堪能して、ちょっと心がクタクタにw
このまま終わり・・・ではありません!
小宮、頑張ります。
南條の本命は小宮なんですけど、小宮が思う南條の本命が登場。
泣きながら小宮が南條に電話します。
留守電に正直な気持ちを残したのです。
好きって言ったー!?
ファソラに行っちゃやだってことも言いました。
通話終了。
我に返った小宮が、スマホを握りしめて真っ赤になってるところで10巻終わり。
ここで終わりかー。
続きが楽しみ過ぎるんですけど。
早く読みたいです!