大人の女性と、かわいい男の子の組み合わせがいい。甘い夢を見せてくれるわ~!
15年くらい前のマンガでありながら、未だに読み返したくなる。キュンキュンさせてくれるから。
甘い胸きゅんと、少し悲しい切ない胸きゅんと両方を楽しめるマンガ。胸きゅん度は高くて、ファンタスティック胸きゅんである。(←胸きゅんがすごいということ)
胸きゅんした部分を書き記していく。ネタバレあり。人物の名前は作中の呼び名で表記。
きみはペットの内容紹介
「試し読み」から読める1巻の冒頭は、2人の出会いが。あ、2人じゃなくて、1人と1匹か(笑)
作者:小川彌生
我々を胸きゅんさせてくれる登場人物
♀スミレちゃん(28) 主人公
♂モモ(20)
スミレちゃんはバリバリ働く女性でかっこいい人。モモは、ふわふわ頭のかわいいペットの男の子。
この2人が織り成す恋愛漫画。スミレちゃんの恋人も登場するが、キュンキュンしないので省略!
ニヤけまくりの胸きゅんポイント(私個人の)
スミレちゃんを見つめる、モモの表情がたまらない。
スミレちゃんは、なかなか冷たい飼い主だ。モモは人間の男の子なのはスミレちゃんも分かっている。それにも関わらず、モモのことを完全に犬に見えた日もある。
1巻から、モモの方はすでにスミレちゃんを好きなのだ。
でも、スミレちゃんの方はというとモモを人間として見ていない。あくまでペット。
飼い主だからこそ、ペットの頭を撫で回したり、ギュっと抱きしめたりする。モモの嬉しそうな感じがいい!
あと、スミレちゃんが家に帰ってくると、モモは犬みたいに飼い主に「おかえりー!」と飛びつく、いや、抱きつく。そこもいい!
スミレちゃんに膝枕してもらったり、嬉しいことがあったりしたらスミレちゃんにチュってしたり。
読んでるこっちは、きゃ~(恥ずかしい)となりつつ、キュンキュンしまくりだ。
全14巻のうち、前半はスミレちゃんに甘えて、じゃれつくモモに胸キュン。後半はモモを人間の男性として好きになってからのスミレちゃんのかわいさに胸キュン。
読んでいてとっても癒される。
それでは、完全なる独断と個人的な趣味による胸きゅんネタバレの開始。
スミレちゃんに乗っかるモモ
最初の出会って間もないころ。スミレちゃんに親切にしてもらったお礼として
「言葉より態度で示そう」と、スミレちゃんを押し倒す。ドキッとするシーンだ(*ノ▽ノ)
その後、モモはスミレちゃんに蹴り倒されるのであった・・・。
スミレちゃんが帰って来たのが嬉しいモモ
飼い主(スミレちゃん)が家に帰って来たのが嬉しいっていうのを体で表現する様子は、すごくかわいい。
「おかえりなさい」と走って行って飛びつく。無邪気で素直。かわいくて胸きゅん(*ノ▽ノ)
こういうシーンがいいんだよな~。作中にちょこちょこ出てきて、いっぱいキュンとさせてくれる♪
ペットと飼い主の微笑ましいシーン
恋人同士でもおかしくないことをしている。だけど、ペットと飼い主なのだ。やましい気持ちはない。
そうやってペットと飼い主として見ると、穏やかな空気を感じてほのぼのする。
ソファーでひざまくら。2人の表情がほっこりする。
飼い主の上に乗っかって起こすところは、ホントに犬か猫みたいだ。
一緒に寝てるシーンも、微笑ましい。
モモの愛情表現
ペットとしての立場を分かりつつ、そしてペットという立場を利用して?スミレちゃんにジャレつくモモがいい!ニヤける!!
まとわりついたり、後ろからギュってしたり。(*ノ▽ノ)
「綱の代わり」に手をつなぐ。
それから、ほっぺにちゅってするシーンたち。(*ノ▽ノ)キュンキュン
元気が無いスミレちゃんに対して、おでこにチュって。
これはニヤける(*ノ▽ノ)
モモがスミレちゃんに向かって言う愛の言葉
まずはモモのかわいい発言。
腰のあたりに抱きつきながら「可愛がってもらわないと死んじゃう。愛を食べて生きてるの」と言う。周りにハートが跳んでいる。甘えた感じがキュン♪
しかしスミレちゃんは「牛どん大盛り食ったじゃねーか。それも卵かけて」と冷静なツッコミ。
ペットとして従順なモモ。
「だってオレ、ペットだもん。」って、上目遣い。(*ノ▽ノ)
スミレちゃんを癒やす言葉もあったかくていい。
「あのさ、「ひとりぼっち」より、「ひとりといっぴき」のが全然いいと思わない?」ってスミレちゃんに言うモモ。
スミレちゃんよりも背が低いのに、手が大きいところ。(*ノ▽ノ)胸きゅん
スミレちゃんを後ろから抱きしめながら
「いいじゃん、べつに。スミレちゃんはスミレちゃんなんだから。」
ありの~ままの~♪って頭に流れた(笑)
スミレちゃんは愛されてるな~。いいな~。
「彼女の愛した犬の代わりに」ってモモは思ってる!!ひたむきな愛情。ちょっと切ない胸きゅんだ。
スミレちゃんの元カレに堂々とペット宣言。
「スミレちゃんといたいから。ペットなら置いてくれるって言われたからさ。ただ、それだけ。」
この元カレがスミレちゃんと別れた原因。それはスミレちゃんに対しての劣等感だ。モモのこのセリフは、元カレにとっては痛烈な言葉だ。
ペットになったのが「スミレちゃんといたいから。」っていうシンプルな理由であること。それをナチュラルな感じで言ったモモ。胸きゅんだ(*ノ▽ノ)
元カレは自分から逃げ出してしまった。いろいろ悲しくなったスミレちゃん。
そんなスミレちゃんに対して
「おばあちゃんになってもだよ」というモモ。何十年でも一緒にいるんだってさ。(*ノ▽ノ)キュン♪
モモはスミレちゃんを支えてあげるばっかりなのかというと、そんなことはなくて。
「ここにしか・・・帰るつもりなんて、ないよ・・・・」って。(*ノ▽ノ)
モモにとっても心が安らぐ人はスミレちゃんなんだな~。
かっこつけたり強がったりせず、素直に言うモモにキュンキュンするし、癒される。
ペットに癒やされるスミレちゃん
人間の男の人が相手だと、いろいろ気を遣ってくたびれてしまうスミレちゃん。
モモは人間の男の人。だけどペットだからってことで安心して、さらけ出す。
男の人と一緒に寝ると肩がこるけど、モモは平気。
知らない間に隣に寝ててビックリするが、「いい子ね、モモ。」と頭を撫でる。
ファッションについてモモに相談するスミレちゃん。
口紅を付けてみて、モモに見せる。ムラっと来たモモが飛びついてくるものの殴って吹っ飛ばす。
ペットに対して、遠慮無く暴力を振るうスミレちゃん。
それとは逆に、ペットを可愛がる姿もあって微笑ましい。
ご機嫌斜めのモモに、耳そうじで誘って、後ろからギュっ。
あまりモモに構ってなかったから、寂しがってると思ってギュっと抱きしめる。
スミレちゃんにとって、モモは犬なんだな。
禁煙することにしたスミレちゃんは
イライラをモモで解消。撫で回すことで落ち着くらしい。やり取りがかわいい♪
そして、モモの「また おるすばんか」という言葉と寂しそうな表情に
スミレちゃんは胸きゅんしたのであった。
2人でクリスマスケーキを食べてる時。スミレちゃんのケーキの中にモモからのプレゼントを見つける。
「大当たり。なんつって。でもそれオモチャなんだけどね。あ、今、ショボ!て思ったでしょ。」というモモに
「いい子。大好き。」と言って、抱きしめるスミレちゃん。モモの膝に座ってる~(*ノ▽ノ)
モモをペットだと思っているからこそ、素の自分を見せられるスミレちゃん。外で頑張ってる姿とのギャップがいい!
完全にモモをペットとしか思ってないところが、モモの立場で考えると切ないな~と思いつつも、モモをちゃんと大事にしているのが分かってほっこりする。
スミレちゃんにかわいがられて、嬉しそうなモモにも癒やされる。
モモがペットから人間へ☆パート1☆飼い主に気付かせる
人間として見てくれないのは了承しているモモ。だけど、飼い主をしつけるのであった。
しゃべらない攻撃の開始。
態度はいつもと同じ。かわいくご主人様を見つめる。でも、しゃべらない。
ご主人様は「なんだろう・・・?なにかがいつもとちがう・・・」違和感を抱く。しかし、なにが変なのか、分からないのである。
モモに毛玉があったり、じっと見つめてニコーっとしてるだけで、じゅうぶんキュンとする。しゃべらなくても。
むしろしゃべらない方がかわいさが倍増しているかもしれない。
そんなこんなで、ついにっていうかやっと、ご主人様はモモがしゃべっていないことに気づくのである。
「ゴハンちょうだいって言ってごらん。言わなきゃあげない。」スミレちゃんが反撃に出た。
しかしモモに根負けしてしまう。
ペットが言葉をしゃべらない。そのことを親友に相談するものの「あたりまえじゃん!」と突っ込まれる。そして「愛玩用なんでしょ?」とも言われる。
モモをひざまくらしながら、そのことを考えるスミレちゃん。
ある日、家に帰ると、モモが電話でしゃべっていた。
「なんでモモ・・・喋ってんの!?」と声を荒げるスミレちゃんに対して、「あたりまえじゃん。マジで犬とか思ってた?」と言うモモ。
カーっと赤くなってスミレちゃんは逃げ出す。そこでモモは抱きつき
「お帰りなさい」と言った。
「もう一度言って」「お帰りなさい」「もう一度」「お帰りなさい、スミレちゃん。」
なんとも切ないやり取りだこと。
モモはスミレちゃんに、人間だということを思い出させたのだった。
モモがペットから人間へ☆パート2☆1人の男としてスミレちゃんを見つめる
いつもスミレちゃんを見つめる時は、ニコってしてたりして犬のようにかわいいモモ。
スミレちゃんが見ていない時は
いつもと違う表情で、こんな瞳をしていたりする。ペットじゃなく、男の人なモモの視線に(*ノ▽ノ)キュン
そして、いつもは「行ってきます」の挨拶のキスや、ペットがじゃれてるみたいなキスをするのに
そうじゃない感じのキスをしたり。
「モモ。すきな人いる?」とスミレちゃんに聞かれて、モモの無言の1コマがあってからの「いるよ」。にくいね~(*ノ▽ノ)胸キュン♪
いつもだったらニコっとしそうなところなのに。真顔なモモに(*ノ▽ノ)キュンキュン
そして、ここからのやり取りがたまらん!
「じゃあさ、その人に好きって気持ち、どうやって伝える?」とスミレちゃんに聞かれたモモは「んー・・・例えばこう・・・手を握って」と言って
スミレちゃんの目を見て「・・・あなたがすき」って(*ノ▽ノ)ギャー!!!
スミレちゃんの質問に答えるというフリして、スミレちゃんに対して「すき」ってマジで言ってる感じになってるー!!!(*ノ▽ノ)
悶絶したわ!胸きゅんしすぎて。
スミレちゃんもときめいたようだけど、すぐに手を振り払って「わ、わかった。ありがとう。」と言った。質問に答えてくれてありがとうって意味で。
モモがペットから人間へ☆パート3☆スミレちゃんが人間のモモに恋する
あーだーこーだあって、モモにトキメクようになってしまったスミレちゃん。
自分の気持ちを信じたくない。だからドキドキするのは吊り橋理論だと自分に言い聞かせていた。
ところが
モモにキスをされて、花が舞ったのだった。
モモに添い寝をされた時も
ドキドキして顔をそらすスミレちゃん。いつもと違うスミレちゃんの反応に、モモは気づく。
そして、モモはスミレちゃんの唇を軽く噛む。この行為はモモ曰く、キスじゃないらしい。そんなことをされたスミレちゃんは
かわいい表情をするのであった。(*ノ▽ノ)胸きゅん
ペットではなく、人間の男に戻ったモモ。恋人として付き合うことになったからスミレちゃんは無理したり頑張ったりするようになる。でも、そうなってしまうことも分かってるモモはスミレちゃんを優しく包み込む。
モモを男の人として好きになった後のスミレちゃんのかわいさもいい。
まとめ
全14巻の中で、前半はモモのひたむきな愛情に胸きゅんした。
片想いの切ない胸きゅんもあって、いろんな胸きゅんを味わえた。かわいいモモがほっこり胸きゅんもさせてくれたし。
最後の方は2人の関係性が変わり、恋人同士となった。スミレちゃんの恋する乙女の感じと、モモの幸せそうな様子。
年下彼氏が、年上彼女をリードするっていう状態も胸きゅん。
こうやってハッピーエンドで終わって嬉しかった。
おすすめポイント
登場人物が大人であるということ。
外で失敗して悲しいことがあっても、家に帰れば優しく包んでくれる存在がいるという幸せな感じを味わえるところ。
モモの抱きついたりする愛情表現がストレートでかわいくてほっこりするところ。