かたくなに恋人になろうとしない主人公に対して、口説き続けてるっていうのがいい!
主人公の気持ちを尊重しながら、主人公を見守りながら、あきらめることなく、めげることなく。
恋人という関係に踏み込むのが怖い主人公のことをずっと待ってる。
その包容力がたまらない!
胸きゅんした部分を書き記していく。ネタバレあり。
恋する編集者シリーズ つよがり。の内容紹介
イラスト:影川うさこ
シナリオ:かしわ
レーベル:Tunaboni Collections
トラックリスト
01:慰労会
02:学生時代(回想)
03:再開後のルール(回想)
04:失いかけたもの
05:I’ll follow you
公式通販特典CD『はじまりとこれからと』
ステラワース特典CD『夜のインタビュー』
我々を胸きゅんさせてくれる登場人物
♀主人公 声:無し
♂ 相馬美紀彦 (30) 声:四ツ谷サイダー
優はサイレント出版の代表取締役社長。
主人公はフリーライター。
2人は学生の時、恋人同士だった。今は、お互いを縛らず仕事を優先するというルール付きの関係。
ニヤけまくりの胸きゅんポイント(私個人の)
主人公が踏ん切りがつかないから恋人ではない2人。好き同士なのに。
そんな関係だからこその、切ないやり取りがあって、切ない胸きゅんが結構ある。
主人公が今すぐ仕事に行こうとするのを、止める。でも主人公に言われて、すぐに引き下がる。やだ~もっと一緒にいたい、とか言えない。
美紀彦はまだ主人公と離れたくないって思ってるのに。 それが聞いてて分かるから切なかった~。
で、引き止められないかわりって感じで、 仕事に行ってしまう主人公にキスさせてって言う。そこも切ないわ~。その後の「じゃあな。」の声の優しさ。切ない胸きゅんが止まらない!
あと、恋人になった後に、封印してた言葉を言うところもいい。
それでは、完全なる独断と個人的な趣味による胸きゅんネタバレの開始。
主人公に一途な美紀彦
店で待ち合わせ。美紀彦がやって来る。
美紀彦は店のマスターに挨拶をした後「今日はね、こいつの愚痴に付き合うという、とっても楽しい飲み会です。」ってマスターに言う。
主人公と美紀彦はいろいろ話す。
主人公は、美紀彦の部屋へ行こうと言って立ち上がる。美紀彦は「もうちょっと飲みたいとこだったけどね。」と言いつつ、店を出る。
いちゃいちゃタイム。
あーだこーだが終わって、美紀彦は主人公に
「っていうかさ、まだ俺って、恋人に昇格出来ないの?」と聞く。←わお!キュンキュン♪
またその話?と主人公に言われた美紀彦は「もうこれを言われないと、物足りなくなってるだろ?」と言って、少し笑う。
まだ踏ん切りがつかないと答える主人公に対して、「まだそこ?」とため息をついた後
「なかなか落ちないな~。」って。←キュンキュン♪
主人公に見合いをすすめられた美紀彦。
「嫌だね。見合いなんかするか。」
「その手の話は全部断ってる。」
「お前以外の女はいらないっての。」←わーもー!キュンキュンするってば!!
「こいつめ!」
それを聞いた主人公の反応に対して、美紀彦は
「ん?身に余る光栄だ、なんて笑ってんじゃないよ。こいつめ!」って。←こいつめ、の言い方がすごくかわいい(*ノ▽ノ)
ってか、美紀彦の主人公への気持ちがバンバン伝わってきて、聞いててキュンキュンしっぱなし。素直に口に出してるところがたまらない!(*ノ▽ノ)
主人公に仕事の電話が掛かって来る。
「帰っちゃうの?なんで?」と引き止める美紀彦。←かわいい。胸きゅん♪
他のライターにならこんなこと言わないなと反省した美紀彦は、帰ろうとする主人公に「ちょっと待てよ。」と、近寄り
「もう1回、キスさせて。」
「ちゅっ。ちゅっ。じゃあ、またな。」と優しく言う。
わ~、切ない胸きゅん。引き止めるけど、主人公に言われてすぐ引き下がる。でも、行く前にキスさせてって。あ~切ない。
2人の出会い
2人の学生時代。主人公の探しものを手伝う美紀彦。
美紀彦は主人公に、見つけたらお礼としてデートして欲しいと言い出す。
「なんでって、だって、俺もっと君のことを知りたい。」←ドキッ。
「さっきから、もっと話したいって思ってた。」←わおっ!
「とにかく、これっきりで終わらせたくない!」←あら~(*ノ▽ノ)
主人公にオッケーをもらって嬉しそうな美紀彦。ちょっと笑ってから、実は見つけた、と。
お腹がすいたからご飯を食べに行こうと主人公を誘う。主人公の言葉に対して
「違う違う、これはデートにカウントしない。」って。←かわいい。キュンキュン♪
2人でご飯を食べに行くことに。
「ほら、手出して。つなごう。」←胸きゅん♪
それであーだこーだあって付き合い、あーだこーだで主人公が美紀彦に一方的に別れを告げた。
主人公に気持ちをぶつける美紀彦
美紀彦は主人公の家を訪ねる。3年ぶりに再会した2人。
主人公を前にして美紀彦は
「でも、ダメなんだ。」←胸きゅん。
「他の女と付き合っても、まだお前を忘れてないって思い知らされてさ。未練タラタラだ。情けないな」
主人公が困っている様子を見て美紀彦は「そんな態度でいるなら、俺はつけ込む。」と言う。
一方的に気持ちをぶつける美紀彦。何をしてもいいと主人公に言われて「そんな言い方、やめてくれ。」と泣き始める。
そして謝り、やり直したいと言った美紀彦に、束縛しない関係ならいいと主人公は言う。
美紀彦は「それがお前の条件か?」「分かった。ルール違反はしない。」と言った後
「でも、あきらめないのは俺の自由だ。」って。←切ない胸きゅん。
「物分かりがいいフリするのも、大変なんだからな。」
現在に戻る。美紀彦から電話が掛かってくる。
昨晩、主人公が美紀彦の部屋にピアスを忘れていった、と。
美紀彦は「あんなに急いで帰るからそうなるの。」って。←胸きゅん♪
仕事の話をして、美紀彦が「うらやましかったらとっとと出世しろ。」と軽口を叩き、笑う。
今の関係が好きだと言う主人公に対して
「こういう気楽さがいいんだ。他愛ない話をして、たまに触れ合って、なぐさめ合って、か。それで満足できるんだな、お前は。」
「俺は変わらない。ちゃんとした関係を築きたいよ。」←誠実だな~。キュンキュン♪
「物分かりがいいフリするのも、大変なんだからな。」←わ~!切ない胸きゅんと、言い方のかわいさにもキュンキュンする!
「こんなこと始めて、もう5年だ。長期計画でいかせてもらうよ。」←え!忍耐強い!主人公のためにそんな・・。どんだけ優しいんだ!キュンキュン♪
「じゃあ、明日。メールするよ。」と言って電話を切る。←胸きゅん♪
「お前ごと全部預けてくれよ。」
フラワースタンドが風で倒れそうになる。美紀彦は主人公をかばい、背中をぶつけてしまう。
慌てて救急車を呼ぶ主人公。
美紀彦は全然平気だけど、救急車が来てしまった手前、平気でいるわけにいかなくなる。あいたたたって急に背中を痛がり始める美紀彦。
主人公も付き添いで救急車に乗り込む。美紀彦は「お前も乗るのかよ!」と突っ込む。←(笑)
あーだこーだで、全然平気なのに救急車で運ばれた美紀彦は、シップを貼ってもらっただけだということと、看護師さんに笑われたことを恥ずかしがる。
まあいいかと美紀彦は笑う。それから、主人公にルール違反だと言う。仕事優先だろって。
「いいから抱き締めさせろ。」
「ルール違反したのってさ、俺、うぬぼれていいの?」
失うかもしれないと思ったと言う主人公。美紀彦は
「俺には、お前の大切なモノを見つける役目があるんだと思うよ。」
「だから、お前ごと全部預けてくれよ。」
「大切なモノだけじゃなくて、嫌な思い出も、悲しい過去も、全部、預かるよ。」←わー!包容力がすごい~。
「初めて会った時から、好きなままだよ。」
さっき救急の人に美紀彦の身内かと聞かれた主人公が、「そうです」と答えてるのを聞いて、鳥肌が立つほど嬉しかったと言う美紀彦。
そして、絶対に主人公を1人にしない、そう決めてるって力強く言う。
「なあ。お前に言いたい言葉があるんだけど。」
「ずっと封印してた言葉だ。言っていいか?」
「好きだよ。」←わわわー!(*ノ▽ノ)
「初めて会った時から、好きなままだよ。」←ひゃ~(*ノ▽ノ)
「俺の事が好きか?」
主人公の答えを聞いて「とっくに知ってたよ。」って。←優しい声に胸きゅん♪
「やっと落ちてきてくれた。」
そしていちゃいちゃタイムへ。
「好きだ。」
「好きだよ。」
「好き。」
「照れんな。言わせろよ。」
「かわいいよ。俺の中じゃ、かわいいままでメモリの位置が止まってる。」←わ~(*ノ▽ノ)
「ほんと、憎たらしいけど、かわいいんだよ。ちゅっ。」←キュンキュン(*ノ▽ノ)
あーだこーだが終わって、主人公が美紀彦に、あきらめないでくれてありがとうと言う。美紀彦は
「それ聞けただけで、待ったかいがあったな。」
そして「おかえり。」とささやく。←胸きゅん♪
甘い空気を恥ずかしがる主人公。
「じゃあ、慣れるまで言ってやる。好きだよ。」←あら~(*ノ▽ノ)
美紀彦は、主人公の目が潤んだのを見て、優しく笑う。
新しくルールを決めたと言い出す美紀彦。
「簡単だぞ。1つしかない。」
「何があっても、もう二度と離れないこと。」
主人公の返事を聞き、ちょっと笑ってから美紀彦は
「じゃあ、今後ともよろしく。ちゅっ。」とささやくのであった。
プロポーズ
美紀彦は主人公との初めてを思い出して、あーだこーだ話す。
今なら怖がらせない自信があると言って、美紀彦の妄想いちゃいちゃタイムへ。
妄想の話が終わる。
美紀彦は主人公を抱っこし、深呼吸をした後、主人公の左手に指輪をはめる。
その指輪はおばあさんの形見で、おばあさんが美紀彦のお嫁さんにあげたいと話してた、と。
「これ、もらってくれるか?」
「俺を、お前の家族にしろよ。」
主人公の返事を聞き、「良かった。また迷われたらどうしようかと思った。」と笑う美紀彦。
泣いてる主人公に
「あ~、よしよし。もう泣くな~。」←わ~!言い方がかわいくてキュンキュンする!
「ん~そうだ。俺が泣かせた。」
「そうだそうだ。俺のせいだ。俺が悪い。」って。←幸せな雰囲気に、ほっこり胸きゅん♪
そして「ごめんな。」と謝るのであった。
サプライズ合戦
主人公が待ってる部屋に、慌てて駆け込む美紀彦。取材に来るインタビュアーが主人公だと知らなかった美紀彦は驚く。
いたずらが成功して喜ぶ主人公に対して
「そういう顔もかわいいけどさ~。心臓に良くないサプライズだ。」って。←胸きゅん♪
美紀彦は気を取り直して仕事モードに。
主人公を仕事相手として敬語で話し始める。
経歴や心得などを質問されるが、美紀彦は「あなた、ご存知じゃないですか。」と言って主人公が知ってる質問は、はぶくことに。
主人公は美紀彦に好きなタイプを聞く。美紀彦が、それも記事にするのか聞くと、さあって答える主人公。
「さあ!?さあって何ですか、さあって!」
美紀彦は「そういう手に出たのか。」とポツリ。
そして
「私の好きな人は、好奇心が旺盛で、何にでも首を突っ込みたがって、面白い文章を書く人。」
「あとは、よく物を失くす人ですかね。」と答える。
主人公の言葉に対して
「そうですね。ちょっと変わった人がタイプみたいです、どういうわけか。」って。←このやり取り、ニヤニヤするわ~。
「あと、本当はもろくて泣き虫なくせに、我慢して強がる人もいいですね~。守ってやりたくなります。」
声のトーンが変わり
「抱き締めて、ずっと腕の中であやし続けたいですね、そういう人は。」と静かに言う。
主人公の反応を見た美紀彦は
「あれ?ライターさん、顔が赤いですよ?」
「大丈夫ですか?どれどれ~。おでこ触らせてください。」
「私からもサプライズのお返しです。」と言って、キスする。←おお!
「インタビューなんですが、今晩個人的にお会いした時に、続きをしませんか?」って言う。←わお!(*ノ▽ノ)
美紀彦の好きなタイプ
いちゃいちゃタイム。
「ちゅっ。ちゅっ。そうだ。こういうふうに耳をしゃぶると目が潤んじゃう人も、かわいくて好きです。」
「あとは、左の方が反応がいい人。」
主人公に止められた美紀彦は
「止めなきゃダメ?好きなタイプ、しゃべり足りないんだけど。」って。←わー!(*ノ▽ノ)
「うつ伏せて。背中見たい。」
「背中がキレイな人もタイプです。ちゅっ。ちゅっ。」
「全部丸ごと、好みです。」
「このペースでずっとし続けて・・・どうします?何時間でも出来ちゃいます。」
それから、敬語をやめる。
「かわい過ぎて参る、この人。」←わわ~!(*ノ▽ノ)
あーだこーだが終わって、美紀彦は「やぶへびだった。」とポツリ。
主人公に聞き返されて「俺の彼女は最高だって言ったの。ちゅっ。」って。←わ~(*ノ▽ノ)
後日、インタビュー記事を読んだ美紀彦から主人公に電話が掛かって来る。面白かったと感想を言って
「でも俺としては、夜の取材記事も読みたかったな~なんて。」
「まあいいよ。お前のかわいさを知ってるのは、俺だけでいいわけだし~。」って。←胸きゅん♪
「惚れ直したよ。」
「電話でしゃべってると、顔見たくなるのが困るんだよね~。」←胸きゅん♪
2人は会う約束をする。
今度は美紀彦が主人公を取材するって言って「覚悟しとけ。」と笑うのであった。
まとめ
主人公が好きで、主人公の自分への気持ちも分かってる。だけど主人公を尊重して、無理矢理恋人になろうとしない。途中でやけになったり、もういいってあきらめたりもしない。
ずっと優しく主人公の気持ちに寄り添っている。主人公に合わせている。
そんな美紀彦の包容力に、聞いててキュンキュンした。
それだけじゃなく、恋人に昇格するためのアピールは忘れない。
「でも、あきらめないのは俺の自由だ。」「俺は変わらない。ちゃんとした関係を築きたいよ。」「物分かりがいいフリするのも、大変なんだからな。」
要所要所できちんと主人公に伝えている。これはキュンキュンするよ!
あと、おちゃめなところがかわいかった。「笑ってんじゃないよ。こいつめ!」が、かわいすぎ!
美紀彦は、あったかい人だ。
恋人になれないって、苦しいことだと思う。この作品は、そこが切ない。でも、聞いててつらくなることはない。
なんでかな?と考えてみたら、美紀彦のおちゃめさだったり、主人公のことを待つって決意してて暗くなったりしないからなんだろうな。
おすすめポイント
めげずにガンガン主人公を口説き続けてるところ。
主人公のルールに合わせ、寄り添う包容力。
「笑ってんじゃないよ。こいつめ!」の言い方。
恋人になった後、好きとかかわいいとかいっぱい言うところ。