タイトルの「イケメン」に惹かれましたww
短編集です。
表題作の他には『魚の骨と宝石と』と『ご主人様 募集中』と『最終電車のそのあとは』と『指をからめて甘えあえ』が収録されてます。
ここからはイケメンの諸事情のネタバレを含む感想です
『イケメンの諸事情』から。
イケメンが苦手な多香子。
大湊は自他ともに認めるイケメン。
自分でも認めているところが面白いですw
明るく多香子にアプローチ。
最後の方は、真剣に。
多香子は、大湊がイケメンだからっていう理由で断り続けます。
それに対して大湊が「俺の本体それじゃないよ」と言ったのには笑いました。
本体www
イケメンの顔は正真正銘、大湊の本体だと思いますけどーww
なんちゃって。
心が大事。中身の方が本体ですよね~分かってますよ~w
『魚の骨と宝石と』
緒川は言葉で人を操ることができるけど、桜にはなぜか効きません。
でも緒川が全力を出せば桜も操れてしまったのです。
そしたら桜は、緒川のような力がない人の言葉でも相手を縛るって必死に言います。
言葉は魚の骨と同じように刺さってチクチクすることもあれば、宝石にもなるってことで終わり。
この話の後に、大湊と緒川と、この次の話に出てくるツダが立ち話してますw
緒川が大湊がイケメンであることを褒めています。
吹き出しに花が散らばってて、かわいい!
『ご主人様 募集中』
「この足をお舐め、このブタ野郎」って、プルプル震えながら命令する千紗子。
それはご主人様じゃなくて、女王様では・・・?www
ツダは千紗子に仕える事で、自分のために動いてくれている人たちの気持ちを学びました。
ツダのおじいちゃんが表れます。
睨みつけ、読者(私)に圧力をかけてからの~、次のページの千紗子への気さくな接し方!
緩急です!
笑いは、緩急!
空気をわざと張り詰めさせておいて、一気にゆるめる。
してやられましたww
『最終電車のそのあとは』
混み合った電車の中で助けてもらったことがきっかけで会話が始まった主人公と市川。
同じ職場なので、顔見知りでした。
電車の中で寝てしまったり、カレーの話で盛り上がったり、スリを捕まえたりして仲良くなっていきます。
全部、会社からの帰り道に起こった出来事。
ほんの2時間くらいだと思います。
時間経過が、それっぽっち。
「次の日」とかにならないのが読んでいて新鮮でした。
この話が終わった後に出て来るイラストは、ツダと、この話に出てきた市川と、次の話に出て来る蒼真の立ち話。
ツダが市川の目つきとかを注意。
市川はカレーペーストを目に流し込んでやろうかって言って反撃。
蒼真が、目薬ありますよって。
フォロー役が不在で会話がカオスですww
『指をからめて甘えあえ』
占い師の綾。
蒼真が客として来ます。
占いは信じてないってことで、楽しくおしゃべり。
蒼真は綾のもとに遊びに来るようになりました。
お茶を楽しんだり、タルトとかサンドイッチを食べたり。
蒼真は髪が長いです。
その髪をアレンジしてあげる綾。
花の飾りをつけてかわいく仕上がりましたww
蒼真の仕事がうまくいかなかったけれど、綾のおばさんに助けてもらい、乗り越えます。
もちろん綾と蒼真は両想いとなり、ハッピーエンド。
イケメンの諸事情の感想とネタバレはここまで
以前叶わぬ恋はしない主義を読んだんですけれど。
話の感じが好きだったので、和久原にこさんの他の漫画も読んでみたくなりました。
それで、この『イケメンの諸事情』を手に取ったわけです。
収録されているどの話も良かった~。
設定が面白いものもあれば、「俺の本体それじゃないよ」などキラリと光るセリフもあったりww
和久原にこさん、いいわ~。
ハッピーエンド、ばんざ~い!!