話が5つ収録されてます。
好きなのが最初に収録されている『12時半にあのカフェで』です!
読めば読むほど、面白くなっていきました。
ここからはお仕事おわりにごほうびをのネタバレを含む感想です
『12時半にあのカフェで』
すごく好きです、この話。
この物語を読んでいる時に流れる空気感が好き!
初めて読んだ時は、薄味だなって思いました。
例えるなら、減塩みそ汁?w
だけど、その薄味が、ただの薄味じゃないのです。
なんというか、ダシのいい香りがする~、薄いと思ったけれど奥の方に旨味を感じる~みたいな。
読み返した際には、そのほのかな香りや旨味をよく味わおうと思いました。
そしたら、すごくおいしかったのです。(いつまで減塩みそ汁に例えるのかwww)
なぜ薄味だと思ってしまったのか。
この話は簡単にまとめると、
コーヒースタンドで顔見知りの人と、ひょんなことから話すきっかけを得て仲良くなっていき、恋が生まれる。
ということです。
平和で、ほんわかしてます。
泣くほどの感動とか、ドキドキするほどのスリルな恋愛とか、無いです。
さらさら~っと読むと、さらさら~っと流れていってしまいます。
ただ、読後感が良かったです。
だからもう1回読み返したら、さらさら~が、美味い!このみそ汁、味わい深くて美味い!となったわけです(またここで減塩みそ汁となるw)
しまった!みそ汁じゃなくて、紅茶とかハーブティーとかに例えればよかった!
そしたら漫画の設定とも合うのに・・・って、何で例えようとも別にいいか。
気付いたのが、お互いの名前を知らないまま漫画が終わること。
おまけのイラストで、男性が自己紹介をしているのです。
漫画の中で1度も名前が出てきていないのに、ちゃんと名前があったww
阿達政行さんです。28才です。w
好きなシーンを挙げていきます。
2人が話すキッカケの、阿達が主人公の坂元のカップを間違えて手にとって飲んでしまったシーン。
カップに向かって矢印で「わたしの」と「おれの」って書いてるところ!
「わたしの」「おれの」ってwww
それから、ケーキをはんぶんこして食べるところ。
なにそれ、かわいい。
なにそれ、ほのぼの~。
この時、阿達が注文します。
「そこの黒くて赤い何かが乗ってるケーキください」って。
はんぶんこして食べた阿達の感想。
「うん、うまい。しかし、食っても赤いのの正体がわからない。」って。
なにそれ、かわいい!!
なにそれ、ほのぼの~!!
こんなふんわりした空気の漫画ですけれど、最後に私の心をガシっと鷲掴みしていきました。
それがラストの部分。
再会して、誤解が解け、いざって時に、時間が来てしまいます。
また明日って別れるのかと思いきや、同時にばっとスマホを取り出したところ!!
これは鳥肌ものです!
きゃー!!ってなってしまいました。
1回目に読んだ時は減塩みそ汁だったのに、読み返したら高級料亭で出されるすまし汁になっていて、3回目だともう・・・(スープの知識の引き出しがありません、すいません)
バシっと例えたいところですけれど、お手上げです。
読めば読むほど、うまみたっぷりってことです。
面白かったです!
『乙女はかくも欲深き』
ハラスメントを取り締まるチームに配属された桐子。
こっそり室長の瀧瀬に萌えてます。
2人は告白し合います。
近寄ってもいいかとか抱きしめても嫌じゃないかとか確認しているのが微笑ましいです。
ハラスメントを取り締まっているわけですから、自分たちがハラスメントにならないようにww
『今日から彼氏になりました』
矢印の上に「から」が書いてあって、タイトルの表記がかわいらしいです。
主人公の三好から告白して、上司である日岡と付き合い始めました。
でもなかなか恋人らしい時間を過ごせないことに不安を募らせた三好は、日岡に「好き』って言います。
そしたら日岡は三好を引き寄せて、2人はふわっと抱き合いました。
抱き合ったまま会話するのですが、日岡のセリフが、すごくキュンキュンします。
「なあに?いっぱい言いたいの?可愛いね。いいよ。言いたいだけ言って。」
こう言われた三好は赤面しながら、日岡の好きなところを言っていきます。
それを「うんうん」「ほうほう」とか相槌を打ちながら聞く日岡の表情に、またもキュンキュンです!(私がw)
ここのやり取り、かわいくって甘くって、にやけちゃって、たまらんっす!!
お仕事おわりにごほうびをの感想とネタバレはここまで
残り2つもざっと触れておくことにます。
『その熱ごと欲しくなる』
冷房の真ん前の席で凍えているふみ。
そこに成田が確認に来ました。
冷房のことで、じょじょに仲良くなっていく2人。
もちろん、ハッピーエンド。
『約束のきずあと』
小さい頃に芽衣はケガをします。
怜のせいじゃないって芽衣が言って、2人は結ばれ、めでたしめでたし。
ささっと感想を済ませる場合と、熱く語る時の差が激しいww
文章量が明らかに違いますw
心のままに書いていますから、気持ちが出ちゃってます。
あのシーンねもう一回見たい!と思わせてくれる漫画に出会うと、幸せ~。
面白かったです!