ハッピーエンド、ばんざ~い!(喜びの舞)
良かったです~。
少女漫画は、誰と誰がくっつくのかは第1話で分かるもの。
しかし、この漫画の場合、もしかして・・・がありえたので、ヒヤヒヤしました。
ここからはこんな未来は聞いてない!!最終巻のあらすじや結末のネタバレを含む感想です
真之介とは別れてしまって、第一志望に落ちて。
佳代は、卒業式で真之介に何も言えませんでした。
読んでて悲しい気持ちになったんですけど、次の27話の表紙が・・・
35億www
真之介と瀧を従えた佳代。
ブルゾンちえみっぽいポーズ。
佳代の表情が絶妙!
ブルゾンちえみだーww
眉毛がちょっとハの字で、目の感じも似てます。
すごーい。
佳代のキャラクターに、ぴったりはまってますww
素晴らしい表紙!
中身の方は、瀧が佳代に告白してます。
真剣に。
必死に。
その流れで28話の表紙が来るんですけども。
新婚風の佳代と瀧の姿が。
朝ごはん中です。
瀧は佳代のほっぺにちゅーしてます。
佳代も、満面の笑み。
なんて幸せそうな!
瀧は新聞を広げてるんですけど、毎日新聞です。
経済新聞じゃないんだ~みたいなww
こんな2人が表紙なのに27話は、瀧が失恋します。
振られた瀧は、その場に崩れ落ち、がっかり。
引きで見ると、佳代に土下座して謝罪してるように見えますw
盛大にがっかりし、盛大に恥ずかしがり、笑顔になる瀧。
本音を全部出しきったって言っていて、感動です~(涙)
瀧は、すごく軽いノリで「気が変わったらいつでも連絡してね!!」と言います。
あっけにとられる佳代。
これは泣かせますね~。
瀧は相当つらいはずなのに、おちゃらけて、空気を楽しい感じにしたわけですから。
瀧の後ろ姿を見送りながら、佳代は瀧が言った「やれるだけやったわ」を思い出します。
真之介に対して、瀧のようにやれるだけやったのか、本音を出し切ったか。
佳代の答えはノー。
別れるのが怖くて、本音はぶつけなかった。
別れたくなくて、そうしたのに、結局別れることになってしまった。
なんのために本音を隠してたんだろうか。
佳代は、大事なことに気づきます。
「こんなことなら もっとやりたいように やれば良かった」
「未来なんかより その時その時を もっと大事にすれば良かった」
「そうすれば 結果は同じでも きっと気持ちは違った」
ここを読んで、かなり心にぐっと来ました。
ほんと、そうですよね~(涙)
まだそうなってもいない少し先の未来の結果を恐れて、それにばかり気を取られ、行動。
そしたら、返って、恐れていた結果になってしまうという滑稽さ。
なんで!?
そうなりたくなくて行動したのに。
そうなりたくないための行動だったのに。
どうせ恐れていた結果になるんだったら、そうなりたくないための行動ではなくて、やりたいようにやる!と。
やりたいようにやったから、恐れていた結果になってしまった~って方が、納得出来ます。
しかし、我慢したのに、気をつけていたのに、そうなってしまったら。
恐れていた結果になってしまったことに対しての苦しみプラス、我慢したりした分への報いが無いつらさが乗っかって、よりしんどい。
我慢したりした分が無ければ、恐れていた結果への苦しみのみで済んだ。
やりたいことをやってりゃよかった。
そう思うわけですよ。
今度そういう場面に出くわしたら、素直に行動しようって反省しるんですけど。
やっぱり恐れていた結果が出ないための行動をしてしまうんですよね~。
だって、怖いんだもの。
そしてまた、やれるだけやれば良かったと後悔するっていう。
ふふふ~(笑うしか無い)
佳代は、アラサーがどう言ってきても、断固として
「結婚だけが前じゃない!」
と言います。
とはいえ、前ってどこか分からない。
佳代は、ジタバタします。
どこが前か分からないまま、前かもしれないバイトをスタート。
働いてみて、「フツーにバイトだね」ってことを思いますw
今はとりあえずバイトに打ち込むことに。
真之介が客として来ていて、再会。
ちょっと近づきますが、真之介は佳代とヨリを戻す気はなく、未来の結婚相手との道に進んでいました。
この状況で、最終話に突入。
えー!!
大丈夫なのか!?
ハラハラしながら読み進めていました。
絶望的な状況。
アラサーが、どこからやり直したいか、佳代に聞きます。
でも、やり直しません!
「今 やれることをやるんだよ」
アラサーも、大事なのは今だって思って、「30歳のあたしで頑張ることにする」って言います。
感動です~(涙)
ところがw
「コミックス全部ぶんなげるわよ」とか「コミックス全部燃やして」とか言い出しました。
吹き出しの外の、手書き文字でのセリフではありません。
なんと、吹き出しの中の、フォントもちゃんとした、正式なセリフでの発言!
これには、ビックリです!!w
ここの部分については、最終話のこぼれネタとして、「今までのコミックスって何の話?」と佳代が言ってるイラストが載ってます。
瀧が「あーあ メタってら」ってwww
気がゆるみましたが、物語もクライマックスです。
こんな未来は聞いてない!!最終巻の感想や結末のネタバレです
真之介が佳代を追いかけてきました。
佳代は真之介に好きって言います。
真之介の彼女の話は、別の人のことでした。
真之介も佳代のことが好き。
今の素直な気持ちを大事にするって決めた佳代は、目の前の真之介をしっかりつかみとりました!
2028年の佳代が描かれます。
ソファーに座っている男性がいまして。
顔は分かりません。
しかし髪型的に、真之介でしょうか。
たぶんそうだと思います。
ですが、別の男性かもしれません。
どうであれ、佳代の未来はアラサーのように独りではなく、好きな人と一緒に過ごせているようです。
めでたしめでたし。
「こんな未来は聞いてない」から、なんとか未来を変えるために奮闘してきた佳代とアラサー。
最初は真之介と結婚することを目指してました。
途中からは瀧でもいいから結婚して、孤独感から逃れることを目指しました。
ハッピーエンドは、どういう形?
読んでいて分からなくて、分からないからドキドキして、続きが強烈に気になり、発売が待ち遠しかったんですけども。
「精一杯 今を生きるよ」という考えを佳代が手に入れることがハッピーエンドだったのです!
私は、そう読み取りました。
「前ってどこよ」ってなってましたけど。
フツーのバイトでしたけどw
前に進もうとして始めた時は、どこでもそれが、前となる。
全部、前。
フツーのバイトだと思った後も、精一杯働いたことで、フツーのバイトが「前」になりました。
佳代が、フツーのバイトを「前」に変えたんだと思いました。
ぼや~っと漫画を読み、ぼや~っと感想を書くのではなくて。
思い切り漫画を読み、思い切り感想を出し切る。
精一杯。
そしたら、私のこれらのことも、私にとっての「前」に変わるのかもしれない。
そんなことを思いました。
「前」にするためにも、読みまくって書ききるぜー!
きっと、なんでも「前」になるから。
『こんな未来は聞いてない!!』面白かったです。