読み応え抜群でした。
愛子がかっこよすぎ!
しかし朱里にとっては、愛子よりも京子だってところが、感動的でした。
ここからはセクシー田中さん最新刊のあらすじや結末のネタバレを含む感想です
少女漫画の主人公は、だいたい地味でさえない事が多いです。
そして、イケメンに見初められます。
そのイケメンを狙っている美人が登場し、主人公のライバルとなるわけですが、イケメンは美人に目もくれず、主人公以外は目に入らない状態で愛するわけです。
そういうのが多いですから、モテモテのキャラがどういう気持ちでいるのかを読む機会が少ないので、興味深かったです!
朱里は幼稚園の頃からモテていました。
ちやほやされて、うらやましい限りなんですがw
けれど、中身までしっかりと見てくれる人がなかなかいないわけですね~。
ちゃんと中身まで見て好きだと思ってくれる人の数って、もしかするとモテモテの人と普通の人と、一緒なのかもしれません。
一生に1人か2人、いるかいないか。
そんな気がします。
一生に1人も現れないかもしれない恐怖!w
朱里は、相手が悲しい気持ちにならないように、場が和む返答を選んできたそうで。
モテる人はモテる人で、いろいろあるんですね~。
京子は三好に頼まれるとNOと言うのが難しいと思ってます。
なぜなら、対等じゃないのが分かってるから。
惚れた方が負けってやつですねw
惚れた弱み。
片想いのその先は今もずっと白紙っていうモノローグがありまして。
切ない!!
モテる人の苦しさ、敵わない片想いをしてる人の苦しさ。
そこに、還暦越えのダンサーが登場w
三好によると、ほぼ母親って思える年齢差なのに、ワガママで自由気ままで、とことん貪欲な人。
一緒にいるとワクワクするんだそうで。
京子にとっても愛子はすごくて。
自信がないのをすぐ年齢のせいにしてしまう自分が、みっともなくて自己嫌悪になるって言います。
魅力の秘密は、人を惹きつけるエネルギー。
技術と練習量に裏付けられたエネルギーは衰えを知らない、と。
どこまでも登っていける。
読んでいて、ものすごく力が湧いてきましたw
出来ない言い訳をして、特に努力する事なくあきらめてしまいがちな心に、ドシーンと響く言葉。
愛子のすごさに京子は、萎縮する感じになってしまいまして。
セクシー田中さん最新刊の感想や結末のネタバレが続きます
弱気な京子に、朱里が力強く言います。
自分は田中派だ、とw
そうですよね!朱里が京子を見て、いっぱい感銘を受けてきたわけですし。
朱里の言葉は、しっかりと京子に届いて、復活・・・したかと思ったら。
会社の人たちに、ダンサーだという事がバレたかもしれない状況に。
どうなっちゃうのーってところで4巻終わり。