こんなかわいらしい妖怪なら、怖くないな~。
この作品は、にぎやかな感じ。
メルヘンというか、コメディーだ。そして、かわいらしさにキュンとなる。
効果音が楽しくて、2人の枕をめぐってのやり取りが元気!
それでは、胸きゅんした部分を書き記していく。ネタバレあり。
もののけマンション206号枕返しの内容紹介
イラスト:佑元セイラ
シナリオ:風花琴梨
レーベル:TWOFIVE RECORDS
トラックリスト
01:同居人は枕返し
02:枕はYES!
03:NO枕はおまじない
04:君に笑ってもらいたい
05:そっと、口づけ
06:枕は……NO?
07:消えた胡蝶
08:300年分の愛を君に
我々を胸きゅんさせてくれる登場人物
♀主人公 声:無し
♂胡蝶(300歳以上) 声:豊永利行
主人公はOLをしている。
胡蝶は妖怪枕返し。甘えん坊で見た目は14~15歳。
ニヤけまくりの胸きゅんポイント(私個人の)
無邪気な胡蝶のかわいらしさと元気な声。
主人公が枕をひっくり返したら、また元の面にひっくり返す。「えい!」「とう!」とか言いながら。餅つきのようにテンポが良いのも微笑ましい。
声を聞いて子供だと思えてくるけれど、そうでもないところにニヤニヤする(*ノ▽ノ)
「ぽんぽん」が、すごくかわいい。クセになるかわいさ。
それでは、完全なる独断と個人的な趣味による胸きゅんネタバレの開始。
枕がYESだから何をしてもいいことに喜ぶ胡蝶
お近づきのしるしに胡蝶は枕をプレゼントする。
「じゃーん!胡蝶特製の枕で~す。ぽんぽん。はい、寝てみて?」
「遠慮しなくていいから。はい。ぽんぽん。」
主人公に許可をもらって隣で寝られることになった胡蝶。
「じゃあ、君のこと好きにしちゃうからね。・・・ちゅっ。」
「う~ん・・照れなくてもいいから。ちゅっ。ちゅっ。」
主人公は胡蝶を突き飛ばす。主人公が怒っている意味が分からない胡蝶。
主人公はYES枕に寝た。胡蝶は怒ったような感じで
「好きにして。今夜はあなたのものなのっていう合図なんだから!」って。言い方がかわいい。キュン♪
ぽんぽん
「はい。仕切り直し!もう一度寝て?ぽんぽん。」
ピョーン。枕を投げる主人公。
「300年間、ずっとずっと待ってたのに~。この枕使ってもらいたくて、抱き締めて、温めてたのに~。うえ~ん。」子供みたいな感じで泣いて
「君はそんなに僕のことが嫌い?プレゼントの枕、投げるくらい嫌い?」って言う。
主人公は嫌いじゃないって言って、謝る。
すると、泣いてたのにパっと明るい声になって「お詫びに、この枕で寝てくれればそれでいいから。ぽんぽん。はい、寝て。」
「今度こそ君のこと僕の好きにしちゃうもんね。ぽんぽん。」
主人公はピョーンって枕をまた放り投げた。ドンガラガッシャンという効果音(笑)
枕をひっくり返し合い
ドアを開け、部屋に入る主人公。枕をNOにひっくり返したところへ胡蝶がやって来る。
「上は常にYESでしょ!」と言って枕をひっくり返した。
その枕を主人公がNOにひっくり返すと「ダメダメ」と言って胡蝶はYESにひっくり返す。そしてまた主人公がひっくり返す。
「あ!」「よいしょ!」「あ~!」としばらく続いた後、「強情なんだから!」と胡蝶が枕をひっくり返したところで終止符が。
胡蝶が「あれ?怒らないの?そんなに疲れちゃった?僕のせい?」って。
そして無邪気に「ごめんね?」と謝る。かわいい♪
何もしないなら一緒に寝てもいいって主人公に言われた胡蝶は、「やったぁ!」と喜ぶ。
「抱きつくのもダメ?ちょっとでもダメ?」
「ほんとにダメ?」
「う~ん、じゃあ・・・5秒だけ!」おねだりがかわいい♪
そして抱きついて5秒数えて「はい、終わり」って言ってちゃんと離れる胡蝶。
「誰かと一緒に寝るってあったかいね~。楽しいし、幸せだね。」かわいいな~(*ノ▽ノ)
主人公にちょっかいを出す胡蝶
主人公が不眠症だと知ると、胡蝶は主人公を起こして枕をNOの方にひっくり返す。NOにするとぐっすり眠れるおまじないが掛けられているからだと胡蝶は言う。
「はい。ぽんぽん。」
「これで今日はいい夢・・・ううん、夢なんて見ないくらいぐっすりと眠れるはず。」
「だから安心して、おやすみなさい。」やさしいな~胸きゅん。
「じゃあ、僕も寝るね。」
ここまでは、ふんわりとしたいい雰囲気だったのに
「ちゅっ。ちゅっ。」そして、ポワンポワンとした効果音の後「胸、柔らか~い。」
主人公は起き上がって、枕をピョーン。
胡蝶は「よいしょ。」と枕を取って戻ってくる。
「はい、枕。ごめんね?もうしないから。」
「絶対、絶対何もしないから!」
「一緒に寝ちゃ、ダメ?」言い方、かわいいな~。
お見送り
朝、主人公と胡蝶は一緒にご飯を食べている。
もうすぐ出かけると主人公が言うと、
「じゃあ急いで食べる。(もぐもぐ)ダメダメ。君のこと、お見送りするんだから(もぐもぐ)。」
「玄関で、お仕事頑張ってねって手を振るの!(もぐもぐ)」いやはや、かわいいですな~。
お見送り
主人公がドアを開けると
「う~わっ!びっくりした?」胡蝶は、玄関で見送るのをやめて、送っていくことに。
「ほらほら。手、かして。」
蝶々を見たり、公園を発見して「今度ゆっくり散歩に来ようね。」と言ったり。ほのぼの~。
駅まで主人公を送った理由は、主人公が仕事に行きたくないって顔をしたから。
「付き添ってあげれば、ちょっとは仕事に行くのが楽しくなるかもって思ったんだ~。」優しいな~。
「いってらっしゃーい」って元気に主人公を送り出す胡蝶。ほっこり胸きゅん♪
主人公に力強い言葉をかける胡蝶
主人公が駅に着くと、胡蝶が待ってた。「おかえりなさい。」って。
あーだこーだ話してて、不安になった主人公に胡蝶は
「今、僕の目の前にいるのは、とってもかわいい人間の女の子。」と力強く言ってあげる。
「はい。帰ろ。手、出して。」仲良く帰る2人。
主人公の笑顔を見て喜ぶ胡蝶
胡蝶は主人公のために朝ごはんを用意。
焦げたしグチャグチャだし美味しくないよねって言う胡蝶に、主人公がおいしいって言うと
「うわ~、やったぁ!君の笑った顔、初めて見た~」って。嬉しそうな胡蝶に胸きゅん♪
主人公が胡蝶を抱きしめると
「苦しいよ~。」と言って笑ってから「そんなに何度もお礼を言わなくていいよ。大げさだなぁ。」
主人公に頭をなでられて
「なんで頭なでるの?やっぱり僕のこと子供だと思ってる?」
「でも気持ちいいし、ちょっと幸せな気分だから、今だけは子供って思われてもいいかな~。」って言って大人しく頭をなでられてて、ほっこり胸きゅん♪
かと思ったら、聞き覚えのあるポワンポワンとした効果音が!
「胸、柔らか~い。気持ちいい。」
「あ!怒らないで。ごめんなさい。調子に乗っちゃいました。」調子に乗ったんだ(笑)
「謝るから許してー!」
抱きついても怒られなくなった
場面が変わって、また朝ごはんを作ってる胡蝶。今度は焦がさずうまくいく。
仕事が休みの主人公。公園へ行って、みたらし団子を食べることになって喜ぶ胡蝶。
「あれ?抱きついてるのに怒らないの?」と不思議そうに主人公に聞く。
「あれ?あれあれあれ?真っ赤っ赤~!」とからかう胡蝶。
「やだやだ、公園行く!絶対行く~!!」「分かった。もうからかったりしないよ~。」反省する胡蝶がかわいい。
喜んだと思ったら、主人公に抱きついて、真っ赤なことをからかって、怒られて反省する。コロコロ変わる感情豊かな胡蝶のかわいさに胸きゅん♪
主人公に「かわいい」って何回も言う胡蝶
公園でみたらし団子を食べる2人。
主人公には毎日ニコニコしててほしいという胡蝶。
「だってね、君の笑った顔、とってもかわいいんだもん。」って。(*ノ▽ノ)
「君ってすっごくかわいい。」
「ほんとのほんとだよ?」
「かわいい!」
「すっごくすっごくかわいい。」
「かわいいもん。」
「かわいいものは、かわいいもん。」
かわいいを連発。そして
「僕ね、君のこと、好きだよ。うそじゃないよ。ほんとのほんとだよ。」って。(*ノ▽ノ)
主人公がみたらし団子を食べて、タレが口の横に付いた。
それを舐める胡蝶。「驚いたらダメだよ。周りの人に変に思われちゃう。」
ほとんど息のような声で「そう。そうやって・・・」とささやき、舐め始める。おおお~(*ノ▽ノ)
枕をひっくり返しあいっこ
YESになってる枕を発見した胡蝶はNOにひっくり返す。
主人公はYESにひっくり返す。胡蝶は「上は常にNOでしょ!?」と言ってひっくり返す。
また主人公にひっくり返されて「ダメダメ!」ってひっくり返す。「せい!」「あ!」「NOなの!」
しばらくひっくり返しあいが続いた後、息を切らしながら胡蝶は
「ねえ、どうしちゃったの?YESの方にしてるってことは・・・え!?」何かに気付く。
「YESの方にしてるってことは、それって・・・」わわわ~ドキドキ♪
主人公に近づき「君のこと、好きにしちゃっていいってこと?」と聞く。
「どうして黙ってるの?ちゅっ。ちゅっ。ちゅっ。」
「耳まで真っ赤。」
「ねえ。こっち向いて?ねえ、ねえ!向いてよ~!」ちょっと強めの口調にキュンキュン(*ノ▽ノ)
いちゃいちゃタイムへ。
じっとしないならこうしちゃう
2人で一緒にお風呂に入る。胡蝶が主人公を洗う。
「こら。くすぐったがらないの!あ~もう、洗いにくいったら~。」
「こら。じっとして!じっとしないなら、こうしちゃう。ちゅっ。」(*ノ▽ノ)
「なんで笑うの?」そう言いつつ、胡蝶も笑いながら「ちゅっ。ちゅっ。」
「は~なんだか幸せ。300年生きてきて今が一番幸せかも。」そうか~、胸きゅん♪
切ない2人
主人公のことを誰よりも応援してると言った胡蝶に、そばにいるだけでいいって主人公が言うと
「ほんとにほんと?僕、いるだけで君の役に立ってる?」なんとなく切なげな胡蝶の雰囲気に、きゅ~ってなる。
主人公が仕事から帰るのを駅で待つ胡蝶。「おかえりなさーい」といって迎える。
「手、つなごう。・・・・手、出して。」手をつなぐ気分じゃない主人公に対して胡蝶は「じゃあ仕方ないね。」とあきらめて、2人で歩き出す。あああ~、切ないな~。
胡蝶がいろいろ話しかけるけど、主人公は黙っている。胡蝶を置いて急に走り出した。胡蝶も走って付いて行く。
仕事がつらくなった主人公は、胡蝶は毎日遊んでるってやつ当たりをする。
言い返そうとしたけど、胡蝶はやめた。
「ごめんね。君の言う通り、僕は役立たず。」って。言い方がかわいくて、余計切ない。
「もう口出ししないよ?」と言って笑う。ドアがパタンと閉まる音が響く。
胡蝶は出て行った。
愛情を全部君にあげる
主人公は、お風呂や、寝る時や、朝ごはんを作ってる時、駅、帰り道で、胡蝶がいた時のことを思い出す。エコーがかかった胡蝶の言葉が響いて、こっちまで胡蝶のいない寂しさが募るわ~・・・。
家に帰った主人公。
「そんなに何度も呼ばなくても、聞こえてるよ?」って、胡蝶の声が!そして、2人で謝って仲直り。
「あ、そうだ。まだ大事なことを聞いてなかった。ねえねえ、僕のこと、好き?」静かなトーンで主人公に聞く。
主人公の答えを聞いて、少し笑ってから、明るいトーンで「僕も、だ~い好き!」って。キュン♪
あーだこーだ話して。
「今も、この先も、僕はずっとず~っと君のこと、好きだよ。」
「これまで生きてきた300年分の、そして残されたあとだいたい50年分くらいの愛情を全部君にあげる。ちゅっ。」全部あげるって、胸きゅんだ(*ノ▽ノ)
胡蝶は主人公の枕をひっくり返す。そして
「もう1回、君のこと、好きにしたくなっちゃった。」って。わ~(*ノ▽ノ)
でも、主人公は枕をひっくり返す。
「なんでNOにしちゃうの!?」
「この甘い流れだと、普通はYESなんじゃないの!?」
主人公と胡蝶の枕をひっくり返しあいっこ、開始。
「枕は常にYESが上なの~!」
胡蝶の元気な声が響くのであった。
まとめ
コメディーっていいな~。
枕がピョーンと飛んで行く効果音、胸を触ってる時の効果音、さっきまでしんみり話してたのに急に明るくなったりして話すトーンがガラっと変わるのも、メリハリがあって聞いてて楽しい!
胡蝶がなついてきてるんだからメロメロになりそうなのにサッパリしてる主人公も良かった(笑)
おすすめポイント
ぽんぽんってするところ。
かわいいっていっぱい言ったり、無邪気にちょっかいを出してくるけど怒られるとすぐやめたり、胡蝶の素直でかわいらしいところ。
コメディーの部分、切ない空気の部分、甘い流れの部分がきちんとあることで、それぞれが引き立っているところ。
それにしても、「ぽんぽん。」ってかわいすぎると思う。