溺愛シーンに大満足!
とことん好きになった相手を溺愛し、相手に愛を受け取ってもらえるっていいですね~。(思わず郁哉の視点での感想になっちゃいましたがw)
あと、麻衣達への「ざまあ」がしっかりとあって、ちょっと怖かったですw
ここからは大嫌いなあなたと結婚したら、世界一幸せな妻になりそうですのあらすじや結末のネタバレを含む感想です
TL小説ですから、そういうシーンがガッツリとあります(むふふふふ)
それよりも、溺愛部分が最高です(ニヤニヤ)
陽菜が郁哉との3年間を忘れてしまって、それでも郁哉の想いが陽菜に届いて、ハッピーエンドという話です。
あまりにもざっくりし過ぎですが、そんな感じですw
郁哉が、陽菜との関係を再構築しようと頑張るシーンが甘々で。
お姫様扱いは当たり前、「愛してる」と「好き」は耳にタコができるほどささやかれ、家の中でお姫様抱っこ、ひざまずいて陽菜の靴を脱がせたり履かせたりなどなど
。
いいですね~(ニヤニヤ)
果物をむいて陽菜にあーん!?
陽菜はその時、郁哉の膝の上!?
いいですね~ww
ものすごい甘々!
そんな溺愛シーンにニヤニヤしつつ、ストーリーにも、ぐっと引き込まれまして。
1回目に読んだ時は、ストーリーがどうなっていくのかなって注目してました。
2回目だと、どうなるか知ってるわけです。
そうなってくると、読んでる時の視点が変わります。
全体的に陽菜視点で描かれてるんですが、エピローグが郁哉視点なんですよ。
このエピローグを読んで、最初から読み返すと・・・
郁哉の気持ちを想像しながら読むことになります。
最初、陽菜が目を覚ましてからの困惑っぷりは、1回目に読んだ時の私と同じ心境でした。
小説のタイトルを見れば、結婚してるのは分かるんですけど。
目覚めた陽菜が、ここどこ?どういう状況?ってなってるのが、小説を読んでる時の私と同じで、設定を把握するところから始まるわけですよ。
年齢を聞かれた陽菜が23歳と答えていて、郁哉から26歳だと言われて、え!?ってなってるところは、同じく、え!?と私もなりましてw
陽菜が、いつのまにか3年経ってる・・・とか、新居に戸惑ってる様子とか、陽菜の感想が、そのまんま読者の感想というか。
知らない情報を知っていく感じが同じでして。
陽菜に拒絶された郁哉がショックを受けていたり、陽菜をめちゃくちゃ心配してるってところは、「ふ~ん」って思って最初は読んでたんですけど・・・
エピローグで郁哉の想いを知った後だと「ふ~ん」じゃなくて、そりゃめちゃくちゃ心配だし、とんでもなくショックだったろうな~と共感します。
そして、陽菜が心で思ってる辛辣な言葉が、郁哉の立場で読むと・・・うっ苦しい!w
しかし苦しくならなくていいのかも、と考え直しました。
「好き」の反対は「嫌い」ではなく「無関心」で、好きな人に認識されていないなんて哀れで悲惨というシーンがあるんですけど。
郁哉自身も、過去のシーンで陽菜に、許さなくていいって言ってます。
怒りでもなんでも、郁哉は陽菜に認識していてもらいたいって。
好きな人が自分の事を無関心というのは、一番耐えられないこと。
そう思うと、目を覚ましたばかりの陽菜の辛辣な言葉たちも、郁哉にとっては無関心よりもよっぽどいい、うれしいってことになるのかもしれません。
だから、3回目に読み返した時は、苦しくなかったですww
麻衣が中学の時に陽菜をひどい目に合わせたのに忘れていて、けど郁哉は重罪だと思っていて。
取り返しのつかないことをしたって郁哉は思いながらも、それでも陽菜が好きだから、誠心誠意、謝り、素直な気持ちをぶつけたというのは、本当にすごいことです。
きっと大半の人は、陽菜への思いを封印する方を選ぶと思います。
それくらい、過去の過ちと真剣に向き合い、真剣に謝り、真剣に償おうとするというのは、大変なこと。
苦しいこと。
それより、陽菜への思いを我慢して封印する苦しさを取る方がまだラクってなりそう。
郁哉は、根性がありますね!
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子供だった郁哉は、当然未熟で、未熟故に陽菜を苦しめてしまったわけですけども。
その過去の自分を無かった事にしなかったのが、どう考えてもすごいです!
過去にやっちゃった後悔とちゃんと向き合って、今できることをする。
見習いたい!
最後は陽菜の記憶が戻ったんだか、戻ってないんだかw
郁哉がしっかりと陽菜の愛を手に入れたところで、めでたしめでたし~。