かわいかったー!
こういうかわいさもキュンキュンするんだと教えてもらった作品だ。
今までだったら、かわいくてキュンキュン♪するものっていうと、主人公は社会人で、相手は学生で年下で年齢差が結構あって男なのにブリっ子な感じ甘えてくるっていうやつでしょって思ってたけど。
この作品は、学生の年下パワー、ブリっ子、などそういう手を使わず、かわいい。ただ一点、ヘタレ、だということ。
ヘタレパワーでかわいいのだ!
胸きゅんした部分を書き記していく。ネタバレあり。
ヘタレだけど好きな彼の内容紹介
イラスト:七海かずさ
シナリオ:滝宮那智
レーベル:ケイズ・エンターテイメント
トラックリスト
01:久しぶりの時間
02:祐樹からの電話で
03:お礼デートで
04:お互いの気持ち
05:彼女からのお礼
06:伝えたかったこと
アニメイト特典CD『祐樹のメイド服編』
ステラワース特典CD『祐樹の初体験編』
我々を胸きゅんさせてくれる登場人物
♀主人公 声:無し
♂後藤祐樹 声:テトラポット登
主人公はwebデザイナーで家で仕事をしている。
祐樹は会社員。失敗続きで残業が多い。
2人は大学時代から付き合っていて、同棲中。
ニヤけまくりの胸きゅんポイント(私個人の)
怖がりで、臆病なところがあって、仕事でヘマをして残業したりする。だから、何にも出来ないダメな人なのかと思う。ところが、そうじゃない。
彼女がご飯食べたか心配したり、仕事中の彼女にサンドイッチをあーんって食べさせたり、「おかえりなさい。仕事お疲れ様。」と彼女を出迎えたり、彼女が子供を生んだら自分が育児休暇を取るつもりでいたり。
かいがいしいな!優しいな!そういう生活面、精神面でのサポートってことについては頼りになるし、頼もしいな!
あと、自分がヘタレってことを自覚しているところ。ヘタレじゃない!とか強がらないで、彼女に頼るところは頼る。そういう素直な部分がさらにかわいいし、聞いてて癒される~。
それと、プロポーズ!つっかえながらノロノロと言葉がやっと出てきたかと思えば、ドバーッと一気にまくし立てたりしてて。かわいくていい!
その後、「やっと言えたんだな~俺。」とつぶやいた祐樹。彼女の方こそ「やっと言ったな~」と思ったことだろう(笑)
それでは、完全なる独断と個人的な趣味による胸きゅんネタバレの開始。
彼女の好きな若手俳優にやきもちをやく祐樹
祐樹が帰ってくる。彼女は明日休みだが、祐樹は仕事という話の流れで、話題が今までの祐樹の失敗談になる。
同窓会の時のことを思い出す祐樹。みんなに冷やかされても笑ってるだけだった彼女を責める。←かわいい~。
「そういえば、俺のどこが好きなの?って聞かれて、なんて答えたの?」
「頼りない~とか周りにさんざん言われてたのだけ聞こえてたんだけど。」
「教えてよ~!」←言い方がかわいい。胸きゅん♪
すごく気になるって彼女に迫るけど、彼女ははぐらかして答えない。
聞いてて、ここまでも十分かわいかった祐樹が、ここからさらにかわいくなる!
祐樹は、明日休みの彼女は一人で何する予定なのか聞く。すると
「それってこの前、好みの若手俳優さんが出てるって言ってたやつでしょ?」
「俺も一緒に観るからダメ~!」←ダメ~の言い方に胸きゅん♪
「だって、タイプとか言われたら気になるし!」
「俺が女優さん見てニヤニヤしてたらどう思う?嫌じゃない?」←スネたような言い方がかわいくて、こっちがニヤニヤするわ!
彼女の反応に対して、ボソッと
「冷たいな~。」って。←キュンキュン♪
彼女を誘うけど断られる
彼女が晩ごはんをちゃんと食べたか聞く祐樹。
「君の場合、放っておくとまともに食べないから心配なんだよ。」←優しい~。
明日は一緒に過ごせそうも無いと思った祐樹は
「それなら、今から目一杯、いちゃいちゃする?」って。←キュンキュン♪
彼女の答えを聞いて
「あ~断られた~。」とがっくり。←かわいいな~もう!
彼女が疲れていることを知って
「そっか。我慢します。」って残念そうにポツリ。←だから、かわいいってば!!
肩もみしてあげる、恋愛ドラマの1話だけ見よう、とか彼女の言う。
「そのまま、いい気分になってくれればな~・・なんて。」と下心を打ち明ける。
彼女の反応を見て
は~って息を吐いた後、ものすごく小さく「はい。」って言う祐樹。←(笑)
「何もせずに抱き締め合ってるだけ」
祐樹は彼女に頼んで会社に来てもらい、パソコンを直してもらう。
彼女と応接室でプリンを食べる。あーだこーだで彼女に励まされる祐樹。
「こうやって、何もせずに抱き締め合ってるだけって、最近あまり無かったよね。嬉しいな。」←胸きゅん♪
祐樹は彼女以外と付き合ったことが無くて、女の人は仕事を優先すると怒ると思ってたけど、彼女は休日に会社まで来てくれて、そういう人はなかなかいないって言う。
彼女が黙ってるから気になった祐樹は「どうしたの?」と聞く。
動き出した彼女を止める祐樹。
「待って。いや、ここ、会社の中なんだけど。」
「良くないよ!」
祐樹を襲う彼女。
「昨日のおあずけが結構きいてるんだよ。」
「だから、離れて。」
彼女を見て祐樹は
「悪い顔してる。」
「ダメだって言ってるのに・・・っちゅっ。ちゅっ。」
祐樹が、「ヤバっ。」「どうすんの、これ。」ってことで、彼女になんとかしてもらおうとするけど、自分でって言われてしまう。
恋人を目の前にして、恥ずかしいにも程があるよと訴えるけど、彼女は聞く耳持たず。
観念した祐樹。彼女に見られながら。
あーだこーだが終わって、祐樹は仕事に戻った。
彼女を抱っこする
ホテルで夜景を観る2人。
「いつもなら寝かせてあげるけど、今日はまだ寝るのは早いよ。」と優しい声で言う。←おお~!(*ノ▽ノ)
祐樹は、彼女を抱っこして運ぶ。
いちゃいちゃタイムへ。
仕事が忙しくて彼女の肌が乾燥してることに気付いた祐樹は
「あとで保湿クリーム塗ってあげる。うちの新商品。」
「あとでにさせて?こういうこと、出来なくなるし。ちゅっ。」
「痕、上の方につけすぎたかな。」と笑う。←(*ノ▽ノ)
彼女は祐樹の耳を噛む。
「ごめんって!痛いっ・・・」
「痛いよ・・・だからって、息吹きかけるの・・・」
あーだこーだが終わる。
彼女に仕事の電話。パソコンを持って来てた彼女は、ここで仕事を始める。
ルームサービスでサンドイッチを頼み、祐樹は彼女に「あーん」ってする。←ほほえましいな~。
いろいろ話し、この前祐樹が仕事を優先した時、寂しかったと彼女が言う。祐樹は
「いや、君からこんなこと聞けるなんて、幸せだな~って思ったの。」と嬉しそうに笑う。
好きって連呼されて恥ずかしがる祐樹
いつも彼女が仕事頑張ってるのを尊敬してるって言う。
「いつも支えてもらってるお礼に、俺に出来ることなら何でもしてあげようって。」
「なるべく会社じゃなくて、家に居ようとしてくれてるのも、分かってるから。」
「だから、俺のことは気にしなくていいんだよ。」
「そばにいてほしい時は、ずっとそばにいるから。」
「尽くすのだって、むしろ好きだしね。」←なんて包容力がある彼氏なんだー!感動っ!!
仕事の手が止まってる彼女に、
「早く終わらせて時間作ろう。君なら出来るよ。」って優しい声で言う。←胸きゅん♪
彼女は同窓会での話を持ち出し、祐樹のそういうところが好きって言った彼女に対して
「顔見ないで!すごい恥ずかしい。」って。←かわいい!
恥ずかしがる祐樹を見て、彼女がさらに畳み掛けると
「こんな時ばっかり好きって連呼しないで!早く終わらせてください~!」って言う祐樹。←2人のやり取りがかわいいわ~。キュンキュン♪
仕事が終わった彼女を祐樹はマッサージする。
彼女がお風呂入に誘うと
「前に一緒に入りたいって言ったら断られたし。俺としては嬉しいけど。」
「ほんとに、いいの?」と喜びながらも戸惑う祐樹。
積極的な彼女。まだお湯になってない状態で水を掛けられ、祐樹は騒ぐ。
彼女は持ち前の器用さを発揮し、祐樹はメロメロに。
いちゃいちゃタイムへ。
あーだこーだが終わり、部屋へ戻るのであった。
プロポーズ
彼女が仕事から帰って来た。祐樹は「おかえりなさい。仕事お疲れ様。」と彼女を出迎える。
祐樹は彼女に仕事の話をあれこれする。そして改まった感じになり
「俺、もっと頑張るから。だから・・あ~・・・えっと~・・その~・・お、俺と・・・」
「俺と・・・け、け、結婚してください!」
ここで急に早口になる。
「もももももちろん仕事やめろなんて言わないし、むしろもっと頑張ってほしいから彼氏より旦那のほうが支えなれるかな~とか、もし子供出来ても育児休暇は俺が取ればいいしとか・・・その・・・」と後半、勢いが消えていく。←早口になってしまうかわいさに胸きゅん♪言ってる内容の優しさにキュンキュン♪
祐樹が言いながら差し出したものが逆さになってることを彼女が指摘。なにやってんのかな~って少しへこむ祐樹。
「薬指にしてくれたってことは・・オーケーってこと?」
笑って一旦喜んだものの、落ち着いたトーンになり
「でも言ってほしい。君にちゃんと、言葉で。」って。←ワクワクドキドキ。
彼女の返事を聞いた祐樹は、「嬉しい!ありが・・」と言いかけて、テンション高く
「うわ~!!ちょちょちょっ!こういう時って、男が押し倒すもんなんじゃないのー!?」と突っ込む。
でも、ゲラゲラと笑い始める。
「嬉しくて。」
「ちょっと泣きそう。」
彼女に対して、
「まだ泣いてないよ。」
「泣くのは結婚式で、にする。」って。←かわいい。
祐樹は「やっと言えたんだな~俺。」とつぶやく。←胸きゅん♪
2人は、「よろしくお願いします」とお互いに言い合うのであった。
「俺で遊んだ責任は、取ってもらうから。」
特典CD 祐樹のメイド服編。テレビを観ている2人。
彼女がメイド服がかわいいと言うと、それに食いつく祐樹。
着てみたいと思うか彼女に聞く。彼女の反応に対して「どっちなんだよ。」とポツリ。
祐樹は、彼女に携帯をのぞかれて「見ないでよ。」って言う。←かわいい。
携帯を操作しながら、彼女に、テレビを見るようにすすめる。彼女の好きな俳優が出てて、
「その俳優さん、そんなに好き?」
「前は正直、焼いてたけど、今はいいよ。だって・・・結婚したし。」
小さい声で「俺のものだし。」って。←あら!キュンキュン♪
携帯を置いて祐樹はシャワーへ。何の疑いも持たず、彼女に携帯を貸す。
後日、通販サイトで買ったメイド服が届く。嬉しそうに開封するとサイズがおかしいことに気付く祐樹。彼女がサイズを変更していた。
言い争う2人。
「こういう時だけ甘えた感じの言うの、無しでしょ。」って小さい声で言う祐樹。
結局、祐樹がメイド服を着ることに。
「俺で遊んだ責任は、その・・取ってもらうから。」
「寝室行くよ!ほら!」←わ~(*ノ▽ノ)
いちゃいちゃタイムへ。
「ズルいよ、俺ばっか。」と愚痴る祐樹。←かわいそうに(笑)
彼女はメイドっぽく話してって祐樹にリクエストする。祐樹はそれに応えて敬語になり、ご主人様って彼女を呼ぶ。喜ぶ彼女に、
「じゃあ、そのお遊び、乗ってあげるよ。」ってことで、メイドの喋り方を続ける。
あーだこーだが終わる。
「結局、君がメイド服を着たとしても、俺と君の立場って変わらないよね、きっと。」←あらら~。ニヤニヤ。
「たぶんっていうか、絶対だと思う。」←ほうほう。ニヤニヤ。
がっかりしたような声で言う祐樹。
「それでもいいやって思っちゃうあたり、もうダメかも。」←かわいいな~。キュンキュン♪
祐樹はため息をつきながら、力なく言うのであった。
「へたれでごめん!」「だって怖くない!?」
特典CD 祐樹の初体験編。付き合って1年の2人。
卒業論文を進めないといけないから、帰ろうとする祐樹を引き止める彼女。それでも祐樹は帰ろうとする。
「そんな顔しないで。ただ、俺は・・・。」って神妙な感じで言ったかと思うと、急に早口になって
「俺経験ないし失敗したらどうしようとか早かったらどうしようとか考えたら何も出来ないごめん!」
「へたれでごめん!」と大声で叫ぶ。←(笑)
彼女に対して
「え!ちょ、ちょ、ちょっ!ななな何やってるの!?」
「だって怖くない!?君だって初めてなんでしょ!?俺には無理だよ~。」とへたれ発言連発。
彼女にかっこ悪いところを見せたくないって言う。彼女の言葉に対して
「え!?普段から!?」と大声を出し驚くものの、「そっか~。」と小さくつぶやく。
で、覚悟を決めた祐樹は頑張ることに。失敗したらいつもみたいに笑ってね、と彼女に言う。
恐る恐る、いちゃいちゃタイムへ。
「俺が初めての男ってことになるけど、いいの?」と彼女に聞く。何も答えない彼女。
黙られるとショックって言った祐樹の耳を噛む彼女。祐樹は痛がる。
「だって、初めての相手って大事じゃないの?」
「ヘタレって言われてもいいよ。君が好きだから、どうしても臆病になる。」
そして続行。
急だったから用意してなくて買いに行こうとしたら、彼女が用意していた。それを知って祐樹は
「俺ってそこまで頼りなく思われてたんだ。そしてその通りになってる自分が恥ずかしい。」←(笑)
あーだこーだがすぐに終わり、一瞬の静寂が訪れる。
「殴らないで!ごめんなさい!」
祐樹は彼女にボコボコにされるのであった。←え?(笑)
まとめ
自分の不甲斐なさにギャーギャー騒いだり、大声で突っ込むっていうと、あの人を思い出す。久幸の場合は、彼女に優しく見守られているけれども。
で、久幸は「ムードが無い」ことを自覚してて、彼女もそれを分かっている。ムードが無いっていうところから繰り広げられる2人のやり取りが、とてもかわいいし、聞いててニコニコする。
この作品の場合ギャーギャー騒ぐのは、彼女のせいというか。祐樹は彼女に翻弄されてる。
で、祐樹は「ヘタレ」を自覚してて、彼女もそれを分かっている。だから彼女とのやり取りが、聞いてて、かわいくなるんだな~と思う。
プロポーズで「やっと言えた」と言った祐樹。同窓会でみんなに「まだ付き合ってるのか」と言われた彼女。
ヘタレだからプロポーズが出来なくて、でもその間も別れずにずっと付き合ってきたってことで。
彼女は、それこそ、ヘタレだけど好き、なわけで。
この作品を最後まで聞き終えて、タイトルがじーんと染み渡り、2人に胸きゅん♪
いい余韻を残してくれた。
ハート鷲掴まれポイント
彼女を誘って断られるなど、翻弄されてる祐樹のかわいさ。
耳を噛まれて痛がるやり取り。
ヘタレを自覚しているところ。
わーわー騒ぐところ。