1巻の表紙を見て、「あ!ユニクロだ!」と思って、ちょっとなごみましたwww
巻末に描いてありましたが、このマンガは3人で作っているそうです。
メンズファッション理論のMBさん、漫画にする縞野やえさん、大まかな展開を考える担当さん。
『服を着るならこんなふうに』というタイトルに興味を持って読んでみたのですが、面白かったです。
おしゃれなのか、ダサいのかって、ぱっと見て、感じてきただけだったのですが。
こうやって、おしゃれに見えたのはなんでなのか、理由とかを知ると違いますね。
なんとなくのポワポワした感覚で、ファッションを楽しんでたけど、こういうことだったのか!
いっぱい気付きをもらえました。
ここからは服を着るならこんなふうに1巻のネタバレを含む感想です
祐介は小学校の同窓会の打ち合わせのために出掛けます。
部屋着から一応着替える祐介。
しかし地元の仲間に合うだけだから、ジーパンに履き替えるだけ。
玄関で環に出くわします。
コンビニに行くんじゃないんだからって注意されるものの、しゃらくさいって言って突っぱねますw
むしろ合コンじゃあるまいし、かっこつけてくる方が恥ずかしいと考えているんですが・・・
待ち合わせ場所に行くと、みんなきちんとした格好をしてきていましたw
家に帰って落ち込む祐介。
ここで、環のアドバイス。
高い服を買う必要は無いこと、基本を押さえればいいということ。
そして、ファッションにうとい初心者にありがたいのが、「おしゃれにセンスは必要ない」ってこと。
祐介は環と一緒に服を買いに行くことになりました。
ここで大問題が発生。
服を買いに行く服がない。
あるあるww
気負わなくていい店ということで、環が祐介を連れて行ってきたのがユニクロ。
基本アイテムとして紹介したのは、黒のスキニージーンズ。
ボトムの印象が大事なんですって。
ここで味噌汁での例え話。
出汁をとらない味噌汁は、高級食材を入れても味気ない。
出汁をしっかりとっておけば、質素な具材でも十分美味しい。
つまり、ボトムは味噌汁でいうところの出汁なのです!ww
環は祐介に試着を強要。
試着は度胸要ります。祐介が抵抗する気持ち、分かります(共感の涙)
自分の体に一番合う服がおしゃれなんですって。
だから、確認するためにも着てみるしかありません。
そして!
おしゃれとは、大人っぽさも大事な要素の一つなのです。
何に対して人が魅力を感じるのかというと
女性は、若々しい華やかさ
男性は落ち着いた大人っぽさ
そして、大人っぽさの象徴がスーツ。
ダボッとしたスエットのズボンよりも、黒のスキニーの方がスーツっぽい、だからおしゃれに見えるってことですね。
後日、祐介はユニクロで買ったズボンを友達に褒められます。
それで嬉しくなってしまってファッションに興味を持ち始めました。
服を着ることの楽しさは、褒められることで生まれるのですね~。
ここで、色について。
色は、多く使うほどカジュアルになるし、子供っぽくなってしまうということです。
黒と白といったモノトーンで構成すると失敗無し。
祐介は、黒のズボンに黒のシューズを合わせています。
これは、下半身を同じ色で統一するというテクニックなんですって。
なんでそんなことをするのかというと、境界線をぼかすため。
境界線をぼかす理由は、体型隠し。
例えば、インナーとズボンを同じ色にします。
そうすると腰の位置が分かりにくくなるという効果が!
日本人は胴長短足。
ズボンが黒で靴を黒にすると境界線がわかりにくくなり脚長に見えます。
靴まで足って感じです。
そんなことを教えてくれる漫画なのです!
スーツとカジュアルのバランスについても教えてくれます。
スーツっぽくしたいならイージージャケットじゃなくて、普通のジャケットにしたらいいと思うけど、そうするとまさにスーツみたいになってしまいます。
普段着だからこそ、ほどよくカジュアル感を残す必要があるってわけです。
インナーをどうしようかって話になりまして。
無地のカットソーは、肌着みたいだと抵抗する祐介。
シンプルな良さもあるんだと環が説得します。
肌着っぽくないように、形の綺麗な細身シルエットのものを選びました。
ファッションはシンプルな方が大人っぽい。
一番大事な服を選ぶ基準は、ドレスとカジュアルのバランスだということです。
祐介が最初していたパーカーと色落ちしたデニムとスニーカーというスタイル。
パーカーを脱いでテーラードジャケットを羽織ると、少しドレス寄りになります。
さらにタイトなデニム、革靴。
そういうのに変えていくと、どんどんカジュアルから離れていきます。
どこまでカジュアルから離すのか。または、あえてカジュアル寄りにするのか。
そのバランスの取り方が、その人なりのおしゃれになっていく。
これにて、同窓会でのコーディネートが完成しました!
イージージャケットに、インナーは無地のtシャツ、そして黒のスキニージーンズに黒のシューズ。
そして環から借りたクラッチバッグ。
祐介は同窓会で受付の係になります。
みんなに印象が変わったとか言われて褒められます。
だけどその中で一人、水を差す人間が。
祐介のデニムを褒めて、どこのか聞いてきました。
祐介がユニクロだと答えると、いい歳なんだからとか言ってきたのです。
ショックを受ける祐介。
でもその時、環の言葉を思い出します。
10人全員がいいっていうものは無いに等しいけど10人中7人とか8人がいいっていうものは存在する。
そういうコーディネートからスタートして、お兄ちゃんなりにおしゃれを楽しんでほしい。
「だから肩の力を抜いて自信を持って。」
「よく似合ってるよ、お兄ちゃん。」
泣いていいですかー!!?なんて良い妹なんだ。
祐介の顔は、ぱっと明るくなりました。
ブランドとか関係なくて、この黒いスキニーがいいんだと、自信を持って言い放ったのです(感動)
そしたら周りの友達も、祐介に賛同してくれます。
友達~!!(感動)
みんなも、ユニクロいいよね。
女の人がやってきて、祐介に声をかけたところで1巻終わり。
服を着るならこんなふうに1巻の感想とネタバレはここまで
環って、素晴らしい指導者じゃないでしょうか!?
無地が肌着みたいだからとか祐介が言っても、それを否定したりせずに
お兄ちゃんのチャレンジ精神がお兄ちゃんを新しくおしゃれにしてくれるって励ますし。
「よく似合ってるよ、お兄ちゃん。」って言ってくれるんですからね。
よく似合ってるよって!!
おしゃれ初心者の自分に指導してくれてる人が、一番の味方でいてくれる。
心細さとか挫けそうになる弱い気持ちを分かってくれた上で、よく似合ってるよって、すごい言葉をくれる。
これを泣かずにいられますかー!!
ちなみに。
縞野やえさんは、昔から服に無頓着だそうです。
女子高生の時に、お父さんの靴下を履いてたというエピソードが描かれていますwww
お金を使うなら、靴下じゃなくて漫画。
その気持ちは分かりますけど、お父さんの靴下を履くって、すごいですww
女子高生といえば、お父さんの洗濯物と一緒にしないで!洗った後のも嫌!とかいう時期だというのに。
お父さんの靴下、履いちゃってたのかい!ww