なんだか感想の方向性が・・・
小説の感想っていうか、小説を読む事の感想になっちゃってますw
つまり、漫画もいいけど、小説もいい!
ここからは処刑エンドからだけど何とか楽しんでやるー!小説のあらすじや結末のネタバレを含む感想です
いつもは漫画ばっかり読んでるんですけども。
小説は、コミック化したやつの続きが待ち遠しくてたまらなくなった時に、結末を知りたくて原作を手に取るって感じです。
そこで止まってたんですが、コミック化した事がきっかけで知った原作者の書いた小説を読んでみよう!と思い立ちました。
『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』で知った福留しゅんさんの作品のタイトルを見て、興味をそそられた『処刑エンドからだけど何とか楽しんでやるー!』をチョイス。
主人公がストーリーに逆らって自力で幸せをつかむっていうのが、異世界ものの好きな部分なんですけど。
まさにそれを感じるタイトル!
少女漫画だと、受け身な主人公が多いですから。
平凡で弱々しいところが良いんですけどねw
異世界もので、前世の記憶がある主人公の場合、流されずにつかみとっていく強さがあって、そこに惚れ惚れします。
そんな異世界ものの魅力的な部分がタイトルになっちゃってるわけですよ。
『処刑エンドからだけど何とか楽しんでやるー!』ですからね~w
小説を普段読まないので、新鮮でした。
仕掛けに見事に「おお!」と思わされたり。
小説を読み慣れてないから、「なるほど!」という部分が多くて、脳みそに良い刺激となりましたw
少女漫画って、表紙でネタバレしてるものが多いです。
主人公の相手は誰なのか、誰とくっつくのか。
しかしこの小説の表紙は、ヴィクトリアがドーンと一人で椅子に座ってるだけなので、相手が誰か分かりません。
ヴィクトリアはライオネルとくっつくのかなと思ってしばらく読んでましたw
違ったーww
小説を読みながら絵を想像できないんですよね。
漫画になってたとしたら、リチャードの姿は明らかにヴィクトリアの相手だと分かるくらいにイケメンでキラキラしてるんでしょうけど。
見た目の情報を文字だけで説明されても、私の頭はそれを思い浮かべずに、読んでいくだけなのでね・・・。
小説を読み慣れたら、絵に変換していくようになるのかな。
あとから見返してみると、最初の方のキャラ紹介のページで、絵と配置でネタバレしてましたw
完全にこれだとヴィクトリアの相手はリチャードですね。
小説を読み慣れてないから、最初にこんなページがあるとは知らず、飛ばしちゃってましたよ。
最初は目次とかだろうなって思って、数ページ飛ばして開き、本編が始まってたからページを1ページずつ戻して読み始めたせいです。
小説を読み慣れてない初心者丸出し~w
漫画は最初の数ページ、表紙の絵をもう1回収録させてたり、空白のページがあったりするから、それのクセで飛ばしちゃったんだと思います。
小説ならではの表現方法を見せつけられて、「おお!」と思った箇所、仕掛けについてなんですけども。
最初に、ベアトリス視点で始まった時に、頭が混乱しました。
物語の設定をつかむ段階で、ベアトリス視点の後にすぐヴィクトリア視点になったので、訳わからない状態にw
さっきつかみかけたのに、いったん白紙になって、つかみ直しみたいな感覚が私にはありました。
小説の読み方、難しい・・・となったんですが、読み進めてベアトリスの立ち位置とかベアトリスがヴィクトリアをどう思ってるのか分かってきて、最初のページを読み返すと「なるほどー!」とw
仕掛け!!
あと、処刑まで○日とカウントダウンしていってるのも、仕掛け!!
初心者の私にとっては、そういうことも「へ~!」と新鮮な驚きがありました。
新鮮に驚いている自分に驚きましたw
私、こんなにも純粋に小説が読めてる!みたいなww
普段漫画を読んでる時は、「はいはい、このパターンね」ってなりまくってたので。
処刑エンドからだけど何とか楽しんでやるー!小説の感想や結末のネタバレが続きます
読みながら一番惹きつけられたのが、ヴィクトリアの悪役令嬢らしさが消えなかった点。
これは仕掛けじゃなくて、キャラの魅力の部分ですけども。
前世を思い出したからって、ヴィクトリアの部分が色濃く残っている。
貴族としての感覚とかが。
けれど、ちゃんと前世の感覚もあって、ヴィクトリア自身が分かってるところが読んでてかっこいいなと思いました。
最後はタイトル通り、楽しんでやるー!っていう勢いで状況をひっくり返し、ハッピーエンドです。
ヴィクトリアのかっこよさにしびれました。
異世界ものは漫画だけじゃなく、小説も良いな~と思いました。
まだ文章だけで状況を把握しきれない小説読みの初心者ですけど、他にも気になる小説があるので読みたいと思います。
初心者からだけど、これからも楽しんでやるー!(今回の小説のタイトルに掛けてみました~w)